車を取りに行ってきた

注文→支払い→車庫証明などを揃え→販売店に郵送→他府県登録→登録完了となり、取りに行ってきた。
車庫証明を取ったのは久しぶりなのだが、個人でも有料になっているんだ。
昔は個人は無料、ディーラなど法人が取る時は有料だった。
交付までに土日が挟まったので1週間(カレンダデート)ほどかかった。

ジムニーとミニを比較するのは、ラーメンと牛丼を比べるようなもので、ジャンルが異なる事を最初に断っておく。
ミニはシート位置を自由に下げることが出来るので、ドライビングポジションは楽になった。
ジムニーの場合はいっぱいまでシートを下げても未だ狭く、シートバックを寝かせると運転しにくい。
シートを下げるのでステアリングホイールが遠くなり、どうしても無理な姿勢になる。
底の薄い靴を履けば未だ良いが、ウォーキングシューズ的なものだとソールの分だけつま先を上に向けることになり、すねの所が痛くなった。 軽規格だから仕方がないとは言え、車もドライバーを選ぶと言う事だ。
ジムニーのシートスライド量増し加工は一般的で、ロックの爪を潰したり切断すると移動量を増やせる。
法的に後席との間隙が定められているので、設計上スライド範囲を広げることが出来ないのがノーマルスライド量の事情だ。
それでもJB23は改善されたそうで、初期モデルはもっと窮屈だったそうだ。

ミニにステアリングチルトが付いているのは知っていたが、テレスコピックも付いていた。
これって後期モデルからだと思っていたので有り難い。
チルトとテレスコピック、シートの高さ調整で自然なポジションが得られる。

ミニに乗ってまず感じたのはブレーキが軽い事。
CLSも軽かったが、ミニはもっと軽いかも。
この点では踏み応えのあるジムニーの方が印象は良い。
コーナーでのロールや安定感はCLSより上で、いかにもBMWですよ、みたいなフィールである。

ステアリングは重い。
重いと言うよりねっとりとした感触とでも言えば良いだろうか。
遊びが殆どなく、タイヤのゴムの感じが伝わってくるような、そういえばSLもそうだったよなと懐かしい感じがした。
SLにはステアリングダンパーが付いていたが、ミニには付いていないと思う。
JB64にはステアリングダンパーが付いたので、シミーにも効くし前輪を石に乗り上げてもキックバックで怪我をする事もない。

ロックtoロックは2回転ちょっとのラックアンドピニオンだ。
ジムニーはrecirculating ballで4回転、ずいぶん違う。
なおジムニーの改造パーツで、ステアリングギアレシオを変えるユニットがある。
これはステアリングシャフトの途中に入れる増速ギア、ギア比も色々な種類がある。

ミニはサスが固すぎるというレポートを見る事があるが、私は特にそうは思わなかった。
CLSほど柔らかくはなく、SLより少し固いかな、同じ位かな。
SLはボディが重いのと、セミアクティブサスなのでボディはフラットに保たれやすかった。

路面からのショックはうまく吸収できている。
ジムニーのサスは柔らかいが、大径タイヤなど重いバネ下で突き上げ感は強い。
以前に書いたが、NANKANGのA/Tタイヤを履かせたジムニーでギャップを乗り越えると、バンッと振動と音がやってくる。
デューラー H/T 684 IIだとゴンッという感じになり、ミニだとズンッである。
古いクラウン?のタクシーだとトンッみたいに受け流す。
ハスラーやスペーシアもサスは柔らかいが、突き上げ感は強い。
これがスズキのセッティング?

エンジン回転数は常に低く、普通に走っていると2千回転はあまり超えない。
フルスロットルを与えればそれなりで、過給器付きエンジンらしいトルクが感じられる。
高回転でエンジン音は大きくはなるが、特に不快なものではない。
高回転時のエンジン音自体はCLSの方がずっと良い。
フルスロットルを与えると、トルクステアを感じる。

西湘バイパスも箱根の登りも、ついつい速度を出してしまう。
伊豆スカイラインもコーナリングが楽なので、あまり速度を落とさずに曲がっていける。
ただジムニーの時の感覚が残っていて、コーナリング速度を落としたくなってしまう。
ミニで走ると、伊豆スカイラインのコーナーってこんなもの(緩やか)だっけ?と思ったほどだ。

そんなペースで走ってきて、燃費計は14.9km/lの表示だった。
これが信用に値するのかどうか、満タン法で比較していきたいとは思っている。
神奈川から伊豆だと、ずっと上り勾配になるので燃費はあまり伸びない。
ジムニーで8.5km/l行けば良い方なのは、箱根はほぼ全線全開で走らなくてはいけないからだ。
この時期はエアコンを使わないので未だ良いが、夏はもっと燃費が悪くなる。

後で確認するとSPORTSモードになっていて、GREENモードだと燃費が良くなるのだとか。
過給圧を下げたりするのかな。

車の雰囲気というか内装はBENZともBMWとも異なる、ミニのテイストだ。
車に付けられているスイッチやツマミの機能など、どの車でも大差はない。
しかしそのツマミの色や大きさや形や、それが付けられている場所などは様々だ。
BENZは合理性が追求されていて、デザインには常に根拠があるみたいな頑固さで遊び心は希薄だ。
ミニはBMWなのだが、少なくともミニらしさは(モデルごとに希薄になっているとは言うが)感じられる。
でもローバー時代のミニは、もっと木目チックな感じだったかなとは思った。

スポンサーリンク
乗物
FnFをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました