取り付けたのはユピテルのY-115dである。
謳い文句的には、専用のユニットを外付けすることにより駐車中の監視が出来ますとなっている。
駐車中の監視はタイムラプスモードで、毎秒1枚の記録を行うそうだ。
このほかにGセンサによる記録も行うとある。
駐車監視用のユニットはバッテリー直接の電源と、アクセサリ電源からの配線を必要とする。
バッテリー電圧が加わっていて、アクセサリ電源が切れたら駐車監視モードになるのか。
と思いながら取り付けを開始すると、駐車監視用ユニットからドライブレコーダへは+/-の電源配線のみだ。
ドライブレコーダ側はシガーライターソケットのプラグではなく、切りっぱなしの線に小さな箱が付いている。
と言うことは、駐車監視ユニットから電源重畳か何かで信号を送るのだろうか。
Y-115dには電気二重層コンデンサが内装されていて、電源を切っても2〜3秒間は動作する。
例えば1秒に1回10msだけ電源を切れば、それが駐車監視モードだよと伝達することが出来る。
どんな方法なのかは分からないし、わざわざ電源ラインの波形を見るのも面倒なので、そのまま動作させた。
駐車監視モードをEnableにするにはボタンの長押しか。
で、ボタンを長押ししたらタイムラプスモードになった。
もう一度長押しすると通常モードに戻る。
全然自動ではないし、アクセサリ電源ONでもOFFでも何ら動作は変わらない。
取説には以下のように書かれている。
−−
駐車記録について
本機は駐車記録(車両停止ACC OFF状態で駐車中に記録を行うこと)用に「タイムラプスモード」があります。
必要に応じてご使用ください。
※駐車記録には別売品のマルチバッテリー(OP-MB4000)、または電圧監視機能付き電源ユニット(OP-VMU01)が必要です。 −−
駐車記録に関しては以上で、他に書かれていることはない。
確かに駐車監視は出来ると書かれているが、自動で駐車監視モードになるとは書かれていない。
例えばパイオニアのものは、振動検知で録画を開始する駐車監視機能が付いている。
コムテックのものは自動でタイムラプスモードになったり、衝撃検知録画モードに移行する。
ケンウッド(同価格帯ならDRV-MR480)もコムテック同様だし、以前使っていた中華ドライブレコーダも同様だった。
なので、ユピテルも同じような仕組みだろうと思っていた。
ユピテルの広告には、動体検知、振動検知などの検出方法があるとは書かれているが、自社製品に搭載されているとは書かれていない。
駐車記録用のオプションは、単にバッテリーから電源を取る(電圧監視とタイマーは付いている)だけだ。
タイムラプスモードにするかどうかは使用者がボタン操作で行い、画面を消したければ使用者がボタン操作で行わなければいけない。 ユピテルでは駐車監視機能を大々的にアピールしているが、駐車監視機能ではなくドライブレコーダを駐車中も通常通り動かしておくだけだ。 ユピテルは駐車監視機能を使うとmicroSDメモリの劣化が早いよと言っている。
なお最近のモデルでは駐車監視モードへの自動移行が出来るらしい。
しかし、今時のドライブレコーダが数年前の中華製以下とは…
動作時電流は300mA程度で、画面を消しても20mA程度しか変わらなかった。
録画時間はフロントカメラのみの場合で16GBストレージを使うと62分となっている。
使用可能な最大容量のmicrSDメモリカード容量は128GBなので、フロントカメラのみであれば8時間位録画出来る計算だ。 従って128GBのmicroSDメモリを使った時で、駐車時の録画タイマを5時間程度に設定しておくのが妥当なのかも。
動画の容量に関しては後で実際に試してみようと思う。
駐車監視は消費電力をどこまで許すかみたいなものだ。
理想的には通常の動画記録が行われている方が良いが、それでは消費電流が過大になる。
そこでタイムラプスや衝撃センサによる録画を行う機能が一般的な訳だ。
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