トヨタの皮革

Xでスープラのシートが剥げた、ディーラに言ったらそんなものだと言われたとのPostがあった。
これに対して、革が剥げることを知らないのか、そんなことでクレームを入れられたらディーラはたまらない、俺は革がハゲないように常に気をつけている、今まで革製品触ったことなかったのかなど、剥げて当たり前だというコメントが目立った。

皮が剥げるのが当たり前だと思っている方は、SLでもEクラスでも良いから乗ってみて頂きたい。
トヨタ(含レクサスブランド)とは全く違う耐久性の、別物と言って良い革だから。

皮革の品質というのかな、柔らかさだったり着色だったり耐久性などは価格に比例すると言っても良い。
手間や時間のかかる処理をすればそれなりの皮革が出来上がるし、そうでなければそんなものになる。
皮革シートとは丈夫で長持ち、多少水に濡れようが雑巾で拭けばすぐ綺麗になる、便利な材質だと思っている。
勿論固いものでひっかけば傷が付くが、それはビニールシートだって同じだ。

イタリアの自動車用皮革メーカであるフォリッツォ・レザーも、量産車用はコスト最優先だから何かを犠牲にしなければいけないが、本当の皮革とは色々な部分を高いレベルでバランスさせたものだと。 少し前にナッパレザーの話を書いたが、良いものが欲しければ価格はそれなりになる。

モケットシートは水濡れに弱いが、革なら多少水がかかっても大丈夫。
そうした丈夫な点も皮革シートの良いところだ。
冬はお尻が冷たい(シートヒータがないと)とか、滑りやすい(革の処理による)などもあるのだが、耐久性に関してはモケットシートより上だと思っている。

コメント

  1. kaz3 より:

    ドイツ車の革シート丈夫でした。
    2001YMのVW BORA V5 を23年乗りました。
    新しい車に移設したいほど快適で、今のThe Beetle の革シートより柔らかいしホールドも良いですね。
    たぶん、BORAのは牛革でBeetleは豚革だと思います。

  2. レオナルドクマー より:

    一般的には、牛革よりも豚の方が丈夫なのでは?ドイツは豚の消費が多いし。ただ、革自体の耐久性と、なめしの技術、表面処理(ほぼ塗装と染色)は別物ですが。
    会社のトヨタのベルファイアのハンドルが、革かと思ったらビニールで、表面が、おっさんの手脂でベロベロに剥げるのがトヨタ品質かと。スズキのなんちゃって革ハンドルも同様ですけが。あんなゴミならウレタンの方が1000倍マシです。

  3. 読者 より:

    福野礼一郎の工場取材の本で読みましたが、自動車の革はほとんど表面の
    塗装で革ではないみたいな話だった。
    なので件の革はある意味本物なのではw

    ハンドバッグとかの牛革と自動車用牛革は全然異なる。
    車の社内に革靴や革のハンドバッグ置いとくと焼けや水分蒸発であっという間に劣化します。
    車の革はそういうのから耐えるのですごい性能が要求される。

    ベンツもBMもレクサスも上級グレードは似たようなモノだと思う。
    アニリン加工だっけか?うろ覚えですが上質なタッチに仕上げて
    耐久性もそこそこある。
    スープラのは価格からいって廉価だろうしそもそも全部本革かもあやしいw
    BMも3だとシート背面とかは合成皮革のグレードあるんじゃないかな。
    テスラはウルトラファブリックって日本製の合成皮革でした。
    株でだいぶ儲かった。
    トヨタ車の日本製合成皮革はあんま強くないイメージある。
    自分のは剥げた。

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