ヘッドライト磨き

ミニのヘッドライト、黄ばみはないが細かなヒビは入っている。
表面のハードコートにヒビが入るという、欧州車では良くある劣化だ。
細かなヒビは入るものの、黄変は余り起きない。
サンドペーパである程度磨いていけば綺麗になるのかも知れないが…

ジムニーの場合はヒビと黄ばみが凄かった。
欧州車と異なり、国産車の場合は細かなヒビと黄変と曇りが進行する。
そこでコンパウンドや市販のヘッドライトクリーナなど、いくつか使って磨いてみた。
ソフト99のヘッドライトリフレッシュを使ってみたが、殆ど効果が無かった。
おそらく表面だけではなく、樹脂の比較的深い所まで黄変が進んでいた為だろう。

磨いたことで黄ばみは多少は良くなったのだが、思ったほど綺麗にはならなかった。
サンドペーパで削るまではしなかった。
その後黄変の少ない中古のヘッドライトユニットと交換したが、徐々に黄変は進んだ。

そんな経験があるので、ちゃんと綺麗になるのだろうかと思うところはある。
黄変は表面の問題なので削れば取れるとしても、細かなヒビを消すのは大変だろうなぁ。
ちゃんと表面を削ってジクロロメタンで溶かしてとやれば綺麗になるのかも知れない。
いずれにしてもハードコートを剥がしてしまうので、表面硬度は下がる。

細かなヒビはライトを点灯させると分かる。
その程度なので、実用上の差し障りはない。
クリアコートは一部剥げていると思われ、触るとざらつきで分かる。
サンドペーパで削ってみる実験も良いのだが、削るには結構時間がかかるんじゃないのかな。

ミニの場合はポリカーボネイトのレンズというか透明部分だけの部品がある。
純正の場合はヘッドライト一体だが、OEM部品で見た記憶がある。
欧州車の多くはブチルゴムではなくシリコン接着なので、加熱による分解は出来ない。
簡単に外れるかどうかは、これもそのうち構造を確かめてみたいと思う。

最近でもヘッドライトにスモーク塗装やスモークフィルムを貼る人がいる。
昔流行ったが、今でも需要があるんだ。
ヘッドライトを暗くしてどうするんだという感じだし、車検の時にはノーマルライトに交換するのかな。
フィルム屋はヘッドライトは黒い方が格好良いとか、ドレスアップ効果抜群だとかと宣伝している。
なおフィルムによっては糊残りが激しく、表面を削らないと取れないものがあるそうなのでご注意を。

スモークではない透明フィルムもある。
ただ曲面に張る為に、フィルム材質がTPUだったりする。
PUは紫外線に弱いので、1年位で黄変するんじゃないのかな。
PVCのものならPUよりは良いと思うが、それでも黄変しない訳ではない。
PVCフィルム屋では耐久性を1〜2年としている。

ショップブランド品など何万円もするフィルムがあるが、耐久性はどうなのだろう。
ガラスに貼るフィルムも紫外線による劣化で透明度や可視光透過率が落ちる。
車検対応と言われているフィルムを貼ったら車検に通らなかったとショップに言うと、それは劣化が原因です、フィルムは貼った直後から劣化が始まりますから、なんて言われるのだろう。


コメント

  1. ぼす より:

    虫よけスプレーできれいになるらしいです。

  2. tokumori2 より:

    変わりどころでハセプロのリバイバルシートなどいかがでしょう。

タイトルとURLをコピーしました