議員票の数からして高市氏に決まるのかなと思ってニュースを見ていた。
そうか、日本初の女性総理の誕生だなと思っていたのだが…
決選投票となると様相が異なり、石破さんに票が集まった。
票差はわずかではあったが、わずかな違いでも票が少なければ負ける。
岸田氏も小泉陣営も高市さんを好きではないから、決選投票となれば石破さんと言う事か。
麻生氏は高市氏を推したようだが、麻生派を以てしてもダメだった事になり麻生支配崩壊が見える。
これで麻生副総裁の線は薄くなる一方で、石破推しの菅 義偉陣営はホクホクかも。
高市さんが勝つかなと思われて円安/株高に動いたが、石破さんに決まって円高に振れた。
高市さんの経済政策は、失敗明らかなアベノミクスの踏襲だ。
票のためなら統一教会にもすり寄る、まあ古いタイプの政治家の考えも持っているんだなぁ。
その反面明確な意思というか、まあタカ派的な所にインパクトもあるんだけれど。
円高/株安に振れた事で投資家達は痛い目を見たに違いない。
投資家は日本は終わりだとPostしたが、終わったのは自身の財布だったのである。
現状で円安に振れれば再びエネルギコストの問題が出てくるわけで、日本の経済としては厳しくなってしまう。
それでなくても11月からは電気・ガス代が上がるのに。
円安にして金利を下げて資金供給量を増やし、企業関連税を減ずる。
これで国内の輸出関連大企業に力が付くのは事実だが、それによって景気が良くなる事はなかった。
日経平均が上がった事で経済の立ち直りをアピールしてみたものの、単に株価が高いだけで国際社会から取り残される一方だった。
株価上昇や金余りで企業の内部留保は増えたが、給料も上がらなかったし、下請けも豊かにはならなかった。
個人のみならず企業間格差が広がっただけだ。
では石破さんならどうかという事になるが、それは分からない。
アベノミクスが失敗だったのだから、その反対をやれば良い的な部分も感じられる。
経済政策はその時々の経済状態によって異なるのだが、不景気の時に増税を繰り返したのは明らかな失敗だ。
日本の経済は20年近く停滞していて、その中で株価だけが上がったのだから不自然でもある。
株価を上げる事が目的だったと言われればアベノミクスは成功と言えるかも知れないが、国民の生活は苦しくなった。
株価などどうでも良いから、国民の所得を増やしてくれと望む人の方が多いだろう。
コメント
株価は純利益を反映します。
企業は純利益から再投資するので株価が上がってなかったら給料も求人も増えるわけないんですよね。
失業率が低下した時点で充分に恩恵は末端まで伝わっています。
過剰貯蓄は法人税の低下が原因。消費が増えないのは増税で手取り収入が相殺されて変化してないからでしょう。