静岡市長も反対する減税案

未だ詳細も決まっていないのに、反対のための反対みたいな事を言い始めている。
静岡市の税収が176億円も減るから、真っ先に少子化対策をやめるよみたいな言い方だ。
難波市長は「子育て政策や災害対策など行政サービスを低下せざるを得ない」と語る。
静岡市の年間予算は3500億円強なので5%に満たない額なのに。

広報されている事業で1億円以上のもの
(少子化対策や福祉関連は除く)
予算
スタートアップ企業補助&ディジタル化約80億円
ブルートランスフォーメーション推進事業約2億円
スタートアップ協業促進約2億円
企業立地促進事業約6億円
グリーン水素供給設備支援事約1.5億円
南アルプスユネスコエコパークミュージアム約4.5億円
海洋文化施設建設事業(関連含む)約40億円
庁舎近辺の再開発事業約3億円
野球場周辺の開発事業約2億円
街作り・アリーナ検討・その他約2億円
空き家対策・婚活対策約1億円
放課後クラブ補助約2億円
学校改修工事等々約25億円

1億円以上のものを拾っただけなので、数千万円規模のものを積み重ねるとかなりの金額になると思う。
市長が言うには、こうした事業よりも少子化対策の方が優先度が低い事になる。
だから事業費を削らず少子化対策費を削るというわけだ。

これらの予算の多くは毎年発生する。
一度予算を取ったら継続的に(予算を消化する企業や団体が)潤う仕組みが出来ていて、これが票になる。
一方で福祉予算などは直接的な票につながらない。
票につながらないんだったら切っちゃえば良いんじゃないの?と思うのも無理はない。

で、「子育て政策や災害対策など行政サービスを低下せざるを得ない」と発言する。
「企業誘致や箱物事業、ミュージアム建設費などを削らざるを得ないが、福祉や少子化対策費には手を付けないで頑張る」と、何故言えないのかという話なのだ。

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