1ヶ月くらい前だろうか、浴槽の一部がザラザラしていることに気づいた。
水垢が付いたのかなと思って掃除をしてみたのだが改善されない。
そこで拡大して見てみると、塗装にデコボコというかポツポツが出来ている。

拡大するとこんな感じ。

塗面が点状に盛り上がるというか、しかし気泡のようには見えない。
何かが付着した風でもない。
盛り上がりの高さは100μmもないと思う。
一体これは何だろう?
LIXILに問い合わせると、サービス担当が見に来てくれる事になった。
サービス担当者によれば、ごく希に発生する不具合らしい。
担当者の方も過去に1度だけ同様の事象を見た事があったと言っていた。
その後別の方から連絡があり、製造工程上の問題なのだそうだ。
この浴槽は擦らなくても汚れが落ちやすいコーティングがしてあるものなのだが、その透明なコーティング剤を吹き付ける前に、浴槽を水洗するのだそうだ。
まず最初の塗装を行い、そこを粗く研磨していわゆる足付けを行う。
その足付け時に出る塗装粉を洗浄する為に水を使う。
しかし工程上水分の除去が完全でないものがあり、そうすると水中のマグネシウムやカルシウムなどが浴槽内面に残る。
これが原因で塗装膜が浮くなどのトラブルが起きるケースが確認されているそうだ。
なお現在はこの商品は製造されておらず、モデルチェンジしたものになっているとの事。
現行商品は寸法その他は同一で、メタリック塗装的な手法で質感を上げているのだとか。
塗装方法自体が変わったために色合いが違って見えるそうで、現在使っている浴槽と完全に同じではない(似た色という表現になる)そうだ。
色合いはカラーサンプルから選ぶが、右上の白っぽいものがもっとも現在の色に近そうだ。

浴槽に関しては無償交換という事になった。
工事の手配その他で年内の工事は無理との事だったのだが、年内の工事の予定が組めましたと後日連絡があった。
工事は1日で完了するが、その日は浴室は使えないとの事。
山を下りたところにある温泉もリニューアル工事が完了しているし、市民は安く使えるのでそこに行ってくる。
工程管理上の問題とは言え、LIXILのサポートって手厚いんだなと多う。
普通は保証期間が過ぎたら知らないよとなるのではないだろうか。
コメント
実家のトイレですが、自動開閉機構が壊れてしまい
自動で開かなくなりました。
閉める動作は可能ですが。
製造語25年経過していて、部品もないので修理不能です
床上まるっと交換で50万円ほどになります、、、と
言われて、そのまま使っています。
数年前は定期点検と清掃ってことで2万円ほど
払っていたような。
いずれ修理しなきゃって思うのですが、50万って
聞くとためらいますね。
ウチはキッチンを何とかしたいのですが、メーカが既に消滅してしまっていて同寸法のものが無いんです。
そっくり全部交換なら他のメーカ製に出来るんですけどね。
トイレなどはレトロフィットキットみたいなものがあって、(キッチンも一部はそうなのですが)他メーカのものを付けるアダプタなどがあります。
取り付けが特殊というか、その便器専用のトイレ設計だと、工事費用がかさむのでしょうが。
浴槽のみの取替はすごく興味あります。
浴槽側の壁パネルだけ外すのだろうか。
確か、窓ありましたよね。
壁パネル外すとなれば天井も外すのでしょうね。
施工写真を期待して待ってます。
浴槽は浴槽の回りの構造材とシリコン的なもので接着されているので、そこを剥がして浴槽をスポッと上に抜くのではないかと思っています。
なので、壁などはそのままなんじゃないですかね。
15年ほど前までLIXILの住設機器(バスルーム、キッチン、トイレ)の販売、施工の部署に
居た者です。
設計の考え方が変わって無ければ管理人さんがおっしゃる通りバスルームの壁、床、天井と
浴槽は一体ではありません。
給・排水との接続はありますが浴槽の交換後に一日バスルームが使えないのはコーキング剤が
乾くまでに時間を要する為です。
今から45年ほど前、社名がLIXILになる遥か昔に当時の主力製品アルミサッシの表面処理の
不良によって一部のサッシが腐食したトラブルがありました。
その時も販売後の経過期間に関わらず販売データを元にすべての不良品の交換(場合によっては
補修)を行なった事がありました。