ソーラーパネルの寿命

約6年前に設置したソーラーパネル、合計の公称出力は500Wである。
パネルは12V用(負荷時16V/無負荷時25V)/100Wのものを5枚並列に使っている。
設置した当時の発電電力は450W以上あったのだが、現在では350W程度にまで落ちている。

夏場は温度が上がり発電能力が落ちるので、比較的涼しく日差しの強い日が最大になる。

ウチで使っているものは安価な中華ものなので、メーカ製ならば経年劣化は少ないと思われる。
現状では4年経過時に新品時の9割以下、6年経過で同8割以下の発電能力になる。
だからといって新品に交換するかと言われれば、現時点でそれは考えていない。

ソーラーパネルには汚れが付くので、定期的に高圧洗浄機で清掃している。
たまにアルカリ洗剤で掃除はするが、表面の汚れが取れないというか曇ったような感じに劣化している。

太陽光発電で元が取れない事は分かっている。
このソーラシステムでの総発電量は約2.5MWなので、年間約417kWを発電している。
年間発電量はソーラパネルの容量の千倍くらいになる。

kWhあたり40円として、2.5MWだと10万円に相当する。
ソーラーパネルが100Wあたり8千円として4万円、チャージコントローラが2万円前後、実質1.5kWh程度の容量が得られる鉛バッテリーを使う(300Ahくらい必要)とすれば6万円程度、Li-ionやLiFePO4だと少し高い。
10年で元が取れれば良いかなと言う概算は、まさにその通りだ。
ただソーラパネルの劣化が進み、場合によってはチャージコントローラやインバータが寿命を迎え、いつまで経っても元が取れない状況に陥る可能性もある。

今後メガソーラーが寿命を迎えると、ソーラーパネルのゴミが大量に出てくるはずだ。
リサイクルの難しいそれらのゴミは、粉砕して土中に埋めるにしても有害物質の問題がある。
広い土地があるのなら、そうした廃パネルを貰ってきて並べても良いかも。
ソーラーパネルがタダ同然で手に入れば、もしかしたら元を取ることが出来るかも知れない。

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