コンプレッサからカーポートまで、現在はポリウレタンのホースを引っ張っている。
最初は内径6mmのものを使っていたが、ピンホールが増えてきたので内径約8.5mmのホースに買い換えた。
グラフはこちらのサイトより

ポリウレタンホースは加水分解すると言われて、現在使っているホースもピンホールが開いている。
新たにホースを買おうかなとも思ったのだが、塩ビ管を引くことにした。
耐圧的には鉄管?ガス管?を使うべきなのかも知れないが、手持ちの関係もあって普通のVP管にする。
最大耐圧は1MPa、コンプレッサの最大圧力が0.8MPaなので良いだろう。
鉄管(SGP(Steel Gas Pipe))でも耐圧的には塩ビパイプと変わらない1MPaだが、穴が空いても破壊が進まない(破片が飛び散りにくい?)などで安全なのかも。
本来はガス管ではなく耐圧鉄管(STPG)を使用すべきだそうだが、SGPの方が入手性が良いらしい。
大容量のエア設備で配管が壊れると、そこで急激に減圧が起きると共に流量が増えるので、事故の規模が大きくなる。
そこでエア配管用として樹脂とアルミの複合管などがある。
こちらのページでは、パイプは保つけど接合部が壊れるよと書かれている。

そもそも何MPaだとダメなのかも書かれていなくて、単に塩ビはダメとしか書かれていない。
塩ビはダメなのにPU(ポリウレタン)は良いのかなぁ。
水道の最大圧力は0.7Mpaを超えるのだが、水圧では破壊されずに空気圧だと破壊されるの?
ウォーターハンマーなどを考えたら、空気よりも水の方が条件が厳しそうだけど。
エア配管用として塩ビ管が嫌いな人がいることは分かった。
工場用の太い配管だと、社内規定/安全規定で専用配管しか認めない(塩ビ管や鉄/ステンレス管が使えない)所もあるそうだ。
塩ビ管自体は100年経過後でも規定の2.5倍の耐圧があり、新品時には6MPa以上に耐えられる。
また破壊する場合も砕け散ることは希で、加圧により変形して穴が空くとのことだ。
変形は外部から20MPa程度の圧力を受けると顕著になり、変形を繰り返すと疲労が蓄積して壊れてしまう。
道路の浅い部分に埋められた塩ビ管が、路上を走る自動車などの荷重を受けて変形するような場合は、疲労破壊の起きる可能性が高いそうだ。
圧縮空気は水分を含んでいることが多いので、鉄管は腐食の問題が起きる。
配管の低いところに水が溜まって錆が進行し、事故が起きる。
このためエア用配管は非鉄金属や、樹脂パイプを金属パイプに入れたような構造のものが使われる。
塩ビ管はVP管で常用圧力0.75MPa、最大圧力1MPa、VH管で1.25MPaとなっている。
使用可能温度は常温(5℃~35℃)なので、コンプレッサの出口近くでは温度上昇に注意が必要だ。

ウチにあるワンタッチカプラのネジが3/8で、VP13のTS継ぎ手というのかな?ネジ式のものは1/2である。
オス側は1/2用のものを買うことにして、メス側は変換アダプタを使う。
ウチにある材料で配管できるかな、多少不足するものがあるかな。
コメント
ナイロンチューブは如何ですか?
継手が高いかもしれませんが。
ttps://www.pisco.co.jp/product/d/d05/
自動散水用の配管も劣化があるので、これが良さそうですね。
ポリウレタンのチューブと同じ太さ(規格)ですし。