オイルを換えたのは2月だったか、それから3千km程度走った。
今のところ未ださほど汚れている風には見えないが、夏頃になったらオイルを交換しなくては。
MOTUL 8100 X-CESS Gen2の残量が1~2リットル不足しそうなので、又買っておこう。
価格は2.7万円~3万円位なので1リットルあたり1,400円位に換算できる。
これを米国で(同じ価格で)買ったとすると、感覚的には1リットルあたり400円位に感じるのではないのかな、給与水準の違いで。

銘柄は別のものでも良いのだが、残ったMOTUL 8100と混ぜて使うことになりそうなので同名柄にする。
ワコーズのエンジンオイルでもAprrovalを取得したオイルがあった。
ただしMercedes-Benz 229.51 / 229.52で、ワコーズではガソリンエンジンにも使えるよとしているがディーゼル用みたいだ。
価格は4,158円/リットルと良いお値段である。
ワコーズのオイルは一応輸出はしている(ODM?)ようだが、ほぼ国内専用だ。
ワコーズのオイルは利益率が大きいので、多くのショップで好まれている。
欧州だとFUCHS TITAN SUPER SYN Long Life 5W40が良く使われている。
FUCHS TITAN SUPER SYNに”Long Life”の名称の付いていないものもあるが、中身は異なる。
FUCHSは新車用充填オイルとして、欧州のいくつかのメーカが採用している。
ドイツに本社があるという事や、独立系オイル専業メーカとして90年以上の歴史があるなどが強みなのだろう。
ポルシェ系の整備工場ではFUCHSを使う(Fuchsfelgeではない)所が多いイメージで、何となくFUCHS=ポルシェみたいな。
Mobil 1 FS X2もPorscheや他の欧州車の指定になっている。
この製品は次の承認を得ています: |
BMW Longlife 01 |
MB-Approval 229.3 |
RENAULT RN0700 |
RENAULT RN0710 |
VW 502 00 |
VW 505 00 |
ポルシェ A40 |
PorscheC30/C40規格適合はMobil1 ESP X3なのだが、国内では入手しにくい。
ポルシェディーラに行けば買える。
他にはFUCHS TITAN GT1 FLEX3 5W-40、MOTUL 8100 X-CLEAN GEN2 5W-40あたりかな。PorscheC30/C40規格はリンの量が規定されていて、PMの発生が抑制される。
ポルシェは水平対向エンジンで、特に空冷時代はオイル管理がシビアだった。
どうしても潤滑に偏りが出来てしまうので、油幕の切れにくいオイルを使う傾向だ。
FUCHSはMOTUL並みにオイルの品種が多く、使用用途で細分化されている。
余談にはなるが空冷時代のポルシェのエンジンは、排気量にかかわらずボアピッチが同じだ。
1964年の2リッター(φ80×66mm)130馬力からはじまり、1989年には3.6リッター(φ100×76.4mm)285馬力(ターボ付では450馬力)まで拡大された。
ボアピッチが広いのは将来の2.7リッターへの排気量アップを想定して設計されていたこと、空冷の独立シリンダのフィン部分のサイズによるものだった。
古くは日産のL型6気筒エンジンが、2リッター版~2.8リッター版も同じシリンダブロック(後には肉厚などが変わった)を使っていた。
ポルシェの場合はエンジンサイズを変えるとトランスミッションの配置や車幅に影響が出るなど、エンジンサイズを変更しにくい事情もある。
こうして大排気量化されたエンジンを高回転まで回してパワーを稼ぐスタイルなので、潤滑性能は重要になってくる。
水冷の時代に入っても、距離を乗るとシリンダに縦キズが入りやすい持病みたいな特性?があり、オイルは重要視されるという事だ。
使用時間によるオイルの物性変化は、オイル量が多い(964で11.5リットル)事でカバーが出来る。
オイルのロングライフ化というか交換時期の延長を疑問視するポルシェ乗りも居る。
エンジンは何も変更を受けていたいのに、交換サイクルが突如3倍になったのは何故だ?みたいな。
PENNZOIL PLATINUM EUROは認証オイルの中で価格は安めだ。
PENNZOILは摩擦軽減作用が大きいとかで、摺動抵抗が減少して1%~2%燃費がよくなるというレポートも。
PRNNZOILはベースオイルがSHELL製ではないのかな?
SHELLのオイルも評判は悪くない。
空いたペール缶は蓋を外して物入れにしている。
ウチには4個か5個あるかな。
エンジンオイルが入っていたものやATFが入っていたものなど。
メッキが余り強くないので、外で使っていると底の縁の部分が錆びてくる。
開けるのは蓋の周りの角穴の所にマイナスドライバーを突っ込み、起こしていけば良い。
ただしMonotaROのペール缶は蓋が開けられないので、廃オイル入れ位にしか使えない。
蓋はパッキン付の密閉できるものが売られていて、猫のカリカリを入れている。
猫餌は空気に触れると酸化してしまうし香りが落ちるので、密閉容器が便利だ。
廃オイルと言えば、植物油からは肥料が作れる。
鉱物油や化学合成油はどうなのだろう?
植物性の廃油に米ぬかと土壌菌を混ぜておいておけば、勝手に発酵して肥料化する。
土壌菌は土の中に存在するし、買ってもたいした価格ではない。
牛糞や鶏糞もそうだが、発酵させずに根に触れさせると植物が枯れる場合がある。
発酵させるか否かで別物になるわけだ。

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