スケジュール通りに起動しないルンバ

ルンバe5をもう一台増やした。
最初に購入したものが固有の故障状態なのか?それともルンバの本質的な問題なのかを確かめるために。
これによりボロのルンバが2台入れ替わることになるのだが、掃除機としての機能というか動作を見るとe5の方がボロなんじゃないだろうかとも思えてくる。

広告

スケジュール通りに清掃が開始されない

2台を設定して動作させているのだが、タイマー予約による清掃実行が出来なくなるトラブルが起きる。
ステータスは”キャンセル”となっていて清掃時間は0分や1分、つまり起動しなかったことになる。
常にキャンセルかというとそうでもなく、動作するときもある。

タイマーの実行がキャンセルされたのか、実行されたが清掃時間0分でキャンセルされたのかは不明だ。
いずれにしても清掃が行われていないことは確かだ。

タイマ機能を使わなければ稼働させることが出来るのだが、不便すぎる。
10時にスケジュールをセットしているルンバ、14時45分にセットしているルンバ、いずれもステータスがキャンセルとなって稼働していない日がある。

工場出荷状態に戻してみる


←ステータスの詳細
タイマによる自動実行が何故キャンセルになるのか?何が変わったのか?どこかの設定の問題なのか?分からない。
今日はスケジュールをいったんOFFにして、再度ONにしてみることにした。

アプリの表示ではONになっているが、ルンバ本体側ではOFFなのかも知れない。
アプリは本体の設定を読み返して表示しているようにも見える(ログなどが更新されるため)のだが、今ひとつ信頼性がねぇ。
上記操作を行ってみたが、相変わらずステータスはキャンセルになった。

次に工場出荷状態へのリセットを行ってみる。
アプリから行う方法、本体のボタン操作で行う方法がある。
アプリで行うには製品名→アカウントの削除→工場出荷状態に戻す手順になる。

これを行うとWiFi設定もリセットされるので、再度最初から設定をやり直すことになる。
WiFiを設定して、Roomba名を設定し、スケジュールを再登録する。
しかしこれを行ってもスケジュールによる清掃は行われなかった。
自動実行しないなら仕方がない、アプリから手動で清掃を開始しようとすると清掃開始できない。

ステータスは接続中になっている。
接続中とは接続しようしている最中で、接続されている状態と間違えやすいが、接続が完了すると”清掃の準備が整いました”になる。
“接続中”はまだ接続はされていないのだ。
接続されていないのでアプリからのコマンドは、一部を除いて受け付けない。
逆に言えば一部のコマンドは受け付けるわけで、ここは不思議だ。

アプリからの制御は出来なくても、スケジュールはルンバ本体が持っているので自動起動されるはずだ。
しかしそれが行われない。
アプリに接続できない=クラウドに接続できない状態かと思ったが、試しにアレクサから起動してみた。
すると、これは正常起動した。
と言うことはアプリがダメなのか?
ここで3回目となる、アプリのアンインストールと再インストールを行ったがダメだった。
クラウド接続に20分ほどかかったので、クラウドがまた死んでいるのか?

不具合の原因がよく分からない

ルンバにはRoomba10とRoomba15の名前を付けていて、今ダメなのはRoomba10だ。
Roomba15は今のところ正常にアプリからコントロールできるのだが、Roomba15の設定を変えようとアプリを操作すると(設定対象掃除機が)Roomba10になってしまう。
この状態で本当にRoomba10の設定が変わっているのか?それともRoomba15の設定が変わってしまうのか?アプリでエラーが出たりして正常終了しないのでよく分からない。
この2台が混ざってしまう現象は何度か起きているのだが、何がどうなるとそうなるのかは不明だ。

不具合の要因はいくつか考えられるのと、そのどれもが動作不安定なので原因が掴めない。
・ルンバ本体の不具合
・アプリのバグによる設定不完全
・クラウドのエラーによる動作不良

アプリからの設定不良や操作不能はアプリの問題?それともクラウドの問題?あるいはルンバ本体がおかしいの?
ルンバ本体でもアプリでもWiFiの電界強度を確認する手段はない。
APは見える範囲にあるので問題はないと思うが、確認は出来ない。

タイマによる起動がうまく行けばそれで良いわけだし、スタンドアロンのルンバなら本体で設定してその通りに動いていたではないか。
現状ではどうにも不安定なので、アレクサでタイマ起動させている。

ステータスを見ると、アレクサからの起動が成功していることが分かる。
ただクライドが死んでしまうと、アレクサからの制御は効かなくなる。
またクラウドが正常でも起動しないことがある。
アレクサから起動をかけるとルンバのLEDは点灯してコマンドを受け付けた状態になるが、そのまま動作せず清掃が行われない事がある。
この状態で再度アレクサから起動をかけるとか、アプリからコマンドを送れば稼働を開始する。

怪しい部分は分かったが改善は難しい

アプリからの起動でも、スケジュールによる起動でも、LEDの状態が変化するのだからコマンドは実行(しようと)していると思うのだが、それでも稼働しない。
何度か観察していると、一瞬稼働するがすぐに停止してしまう事がある。
ルンバが稼働しようとした瞬間に、ルンバ本体が少しだけ動く(振動すると言った方が良いかもしれない)のだが、その状態から先に進まなくなる。
この時に充電器のランプ、本体のバッテリーマークが点灯する。

この事から考えると、スケジュールにより起動されたルンバが充電器から離れようとするのだが、充電端子のチャタリングか何かで充電器に戻ったと認識するのではないだろうか。
ステータスが何故キャンセルになるのかは不明で、充電器に戻ったとすれば0分の清掃が完了したことになっても良いはずだ。
ただしこのあたりはルンバのソフトウエアの都合なので、例えば1分以内の清掃終了はキャンセルと判断するのかも知れない。
チャタリング避けが出来でいないとは考えにくいわけで、しかしiRobotのソフトウエア品質では仕方がないのか。

起動しない、或いは起動後すぐに停止する問題に対して、一度起動コマンドを送り2分のタイマを入れ、再度起動コマンドを送ってみる。
さらに15分後にアレクサ本体のスケジュールもセットしてみた。
3つのコマンドのどれかが実行されればルンバは清掃を開始するはずだ。

この状態で様子を見てみると、最初の清掃開始コマンドでは清掃を開始しないことがある。
清掃は開始しないが充電器のランプは点灯する。
更に清掃開始コマンドを送ると、多くの確率で清掃が開始される。
充電中と非充電中では制御が異なるのだろうか?

充電器とルンバの、電気接点接触問題

充電器との接点問題に関して、スケジュール通りに清掃が実行されない時に充電器を買い換えたら直ったというものがあった。
ルンバ自体を修理に出しても問題なしで返されスケジュールが実行されない問題は解決せず、充電器を買い換えたというもの。
もしかすると潜在的に接点問題があるのかも知れない。
充電器に戻ったことが上手く認識できないのか?或いはチャタリングなのか?ドッキングを何度かやり直すことがある。
このあたりはソフトウエア処理でどうにでもなるだろうに、iRobotは状況を認識していないのか。
少なくとも600シリーズや800シリーズでは起きていない問題なので、もしもチャタリング問題だとすればiシリーズ以降のソフトの不具合という事になる。

充電器は何種類かあり、写真は少し古いタイプのものだ。
古いタイプではACアダプタが別になっているが、現在は一体型となっている。

接点もフラットなもの(最初期型)、写真のように突起のあるもの(中期)、現在はまたフラットに戻っているかな。
写真は設定を清掃していない状態で、清掃すれば汚れは簡単に綺麗になる。
ただしメッキが剥離してしまうものもあり、そうなると回復しない。
また接点のバネが不良となり、接触しなくなるものもある。
最大充電電流は1A程度なので接点容量が不足しているとも思えないが、接触抵抗が増えて発熱することはあってもおかしくはない。

ルンバ本体側の接点、清掃前の状態で写真右側はカーボングリスを塗ってある。
左側は何も塗っていない状態だ。
常用していると写真のように(ウチの場合は)猫の毛などが絡まる。
カーボングリスを塗ると、そこに猫の毛が付いてしまう。
最初は薄く塗布してみたのだが効果が見られなかったので、グリスを増やしたら弊害が出たのだ。

回転ブラシ(コーナブラシ)が接点に触るので、コーナブラシがグリスまみれになった。

接点の拡大写真。
おそらくニッケルメッキだと思われ、ルンバ本体側の接点のメッキが剥がれる事は殆どないが、傷によって平面度は失われていく。

接点の改善を試みたが効果はなかった

上のように導電性グリスを塗ってみた。
これによって充電器に戻ったときの挙動は明らかに良くなった。
充電器に戻っても接触が不安定だと、いったん充電器から離脱して再度ドッキングを試みる動きを見せるのだが、そうした挙動が減少した。
金属部の傷に導電性グリスが入り込むことでチャタリングが軽減された可能性があるのだが、所詮グリスなのでやがて元に戻ってしまう。
上にも書いたが、猫の毛がグリスにくっついてしまうので逆効果かも知れない。

導電性グリスを塗った状態で様子を見たが、起動不良に関しては大きな変化は見られなかった。
充電器に戻ったときの挙動は改善されるので、接触状態に変化はあった事になる。
しかし起動不良に関しては接触状態の問題ではなく、もっと何か本質的にダメな部分がある。

起動しない場合の状況は2つか?

接点の接触状態の改善で効果が見られなかった理由の一つとして、起動直後に充電器に戻ろうとする動作がある。
その状態を狙って動画が撮れるわけでもなく、動画撮影に成功していないのだが状況はこうだ。
1.起動時間が来てルンバが清掃モードになる。
2.後退して充電台から離れようとするが、その時にHOME LEDが点滅を開始する。
3.そのまま前進して充電台の定位置に収まり、清掃を終了したことになる。

もう一つの起動不良状態が以下である。
1.起動時間が来てルンバのLEDが点灯する。
2.しばらくするとLEDが消灯する。

毎回これらが起こるわけではないので、何かの条件が重なったとかバグが励起されたとか、そんなことだろう。
これはルンバの制御の問題なので、外部から助けることは難しい。
ただし、少なくとも今のところ2回続けてこのような状況になることはなく、起動コマンドをアレクサから2回送ることで清掃を開始させることが出来ている。

アプリとルンバの接続状態&制御の不安定さ

接続状態は”清掃の準備が整いました”になったり”接続中”になったり、不安定だ。
いつも不安定なのか、たまたま今日は何度か見ているから気づいただけなのか?
そう思って何日かチェックしてみたがRoomba10の方は接続中になったり清掃の準備が整いましたになったりする。
Roomba15は比較的安定して(絶対ではないが)清掃の準備が整いましたになっている。

スケジュール設定を試しているときに、時間を変えたら動いたこともある。
Roomba10は午前10時に動くRoombaなのだが、これを11時にしたら動作した。
だからといって11時にすると必ず動くわけでもないのが困ったところだ。
あるいは1日1回の設定だと動かなくて、1日に何度も動かすと動くとか?
ただルンバ自体のスケジュール設定は1日1回に限られているので、本体設定ではどうにもならない。
アレクサでの起動失敗時も、再度起動コマンドを送ると動作するのはそういう事なのか?

これに関して、スケジュールの実行はルンバがスリープ状態では行われないと書かれているものがあった。
スケジュールを実行する時間の少し前にルンバのボタンを押し、スリープから解除すれば良いというのだが、だったら人間がボタンを押して清掃を開始させればいい話だ。
とにかく不安定なのが一番厄介で困るし、こうして顧客を失い、iRobot社は風前の灯火状態だ。

スケジュールが実行されないのではなく、勝手に動き出すトラブルもあるそうだ。

愛用しているルンバi7+がスケジュール設定していない時間に勝手に動くことがあった。
3日連続で3回もあったので、いい加減ストレスになってきたから対策することにした。
初期化が手っ取り早いかなと思ったが、まずダメ元でサイレントモードを設定してみたところ勝手に動くことがなくなった。
一応改善したと見ている。

サイレントモードにすると自動稼働が抑制され、スケジュールも無視される。
従ってこれもスケジュール関連のトラブルではないだろうか。
しかしサイレントモードを設定すると不具合が起きるという↓報告もある。

現状では何をやってもダメ

スマートフォンで設定の変更や操作ができるのは便利だが、それは全てが正常に動作した場合だ。
利便性は高まるがそれ以上の不便を感じるようではダメだし、それは早急に改善されるべきだ。
訳の分からないことが起き、それが中々解決できず、そしてiRobot社の収益は減っていく。

アプリ自体の操作性も余り良いと言えないのは、おそらくiPhone用が先に作られた為だろう。
戻るボタンが使えずに画面上の×ボタンで戻るとか、画面によっては戻るボタンが効く場合もあり、画面によっては画面上の”←”ボタンで戻らなければならない。
iPhoneに合わせて画面に戻るボタンを付けるのであればそれで統一すれば良いし、OS上の戻るボタンを有効にしておけばそのボタンで戻れる。

Felica問題然り、モバイルマイナンバーカード問題然りで、機能の少ない方に仕様を合わせるのは大変だ。
それでも他社には出来ているのだから、iRobotが悪い。

iRobotに問い合わせると「修理をお勧めする」と返事が来るらしいが、一応問い合わせてみた。

問い合わせの内容としては以下の2点+使用条件だ。
1.スケジュールによる清掃実行で、ステータスが”キャンセル”/清掃時間が0分になります。
スケジュールの設定通りに起動はするようですが、0分で終了しているように見えます。
スケジュールが正常実行される場合もありますが、キャンセルとなる場合もあります。
この原因と対策を教えてください。

2.アプリから見ると”接続中”になっていて、清掃開始などが行えない事があります。
WiFi接続は出来ている(特定の機能は動作する)ようですが、表示が”接続中”のままになります。
放っておくと準備が整いましたになることもありますが、また接続中に戻ることもあります。
この原因と対策を教えてください。

使用環境と行ったことは以下です。
・WiFi APのリセットと他のAPへの接続変更
・本体の初期化(工場出荷時に戻す)
・アプリのアンインストールと再インストール
・アプリからのログアウトと再ログイン

質問を真面目に書いたのに、定型文が返ってきただけだった。

おそれいりますが、不具合について、下記内容をご確認いただけますでしょうか。
<ロボットがWi-Fiに接続できない>
https://service.irobot-jp.com/1/app2
スケジュールどおりの時刻に稼働しない
https://service.irobot-jp.com/1/wififunction1

上記をご対応くださいましても症状が改善しない場合には、
お預かりし、点検・修理をさせていただきますので、再度ご連絡をお願いいたします。

AIだってもう少しマトモな答えが返ってくる。
そもそもWiFiには接続できているようだとかいているのに、<ロボットがWi-Fiに接続できない>項を見ろとは、トンチンカンも良いところである。
唯一「Wi-Fiルーターとロボットの距離は、3メートル以内で設置をお願いします」と書かれていたので、ルンバをWiFi APに近づけたが何も変化はなかった。
でも3m以内って、ルンバにWiFi APを乗せておく位しないと正常動作しない機械なのかな。

iRobot社に期待をしてはいけない事だけはよく分かった。

通知バッジが消えない

Roombaアプリで通知バッジが消えなくなっている。
通知は何も来ていないと思うが、文字が重なって良く読めない。

余計な通知が来ないようにしているが、ふと気づくと余計な通知がONになっている。
通知を全て禁止してしまうとRoombaのエラーなどが分からなくなるし、中々面倒だ。

コメント

  1. tnk より:

    私は米の冷蔵庫をスッチボットを使って管理しています。
    冷蔵庫なんてそのままで良いと思われるでしょうが、
    ホシザキのそれは扉の開閉が無くても6時間ごとに除霜運転が入る。
    また、冷却器からコンプレッサの有る高温エリアにドレンを排出すための僅かな隙間が有り、結果として頻繁に圧縮の運転が有り、うるさくて室温が上昇。
    せめて除霜運転だけでも阻止しようと、スッチボットプラグミニ5Aのタイマー機能で5時間ごとにOFFとし、1時間後にONさせたが、タイマーが設定できるのは5回まで。
    そこでハブミニのオートメーション機能でON/OFFスケジュールを追加、ついでに庫内に温度センサーを入れて温度の上・下限設定をいれ、タイマーでOFFであっても電源をONにするように設定しました。
    しばらくは快調に運転していたのですが、明け方に温度上限を超える事態が多発。
    上限を超えた場合にもその上の温度でONにするように、上上限を設定したことで大きく温度を逸脱しないようになりました。

    ルンバの不具合とは何の関係も無いかもしれませんが、プロバイダーの都合とか、中国のサイトの都合とか、おもに早朝の時間帯で、スイッチボット&ハブミニの通信又は制御が途切れることが有るように感じています。

  2. tnk より:

    なお、ハブミニのオートメーション設定で、
    例えば05:00のような毎正時での指定のON/OFFはエラーの確率が高く、
    指定時間を05:07とか正時を外すようにしています。

タイトルとURLをコピーしました