コンパウンドが必要か

先日ワックスがけを行ったのだが、その後少し気になった部分がある。
ワックスを掛けた時も日中も全く気づかなかったのだが、夜間に光が反射した時にルーフが多少曇っているように見えた。

そのつもりで日中に見ると多少の曇りが観察できて、布で強めに拭くと曇りが取れる。
塗ったワックスが(拭き取り不完全で)残っているというわけではなく、汚れ的なものが付いているような、塗面がごく薄く結露しているような、そんなわずかな曇りなのだ。
これって古いワック分とか、それに汚れが付着した状態なのか?

ワックス分だとしたら溶剤で取れるかも知れないが、塗面に溶剤をかけるというのも気が進まない。
なので手間はかかるがコンパウンドで拭き取る事にした。
塗面を削ると言うよりも、汚れを拭き取る的な感じでコンパウンドをかけた。

ルーフは黒なので曇りが目立ったのだが、他のボディパネルも同じようになっているだろうなぁ。
もっと涼しくなったら全体をコンパウンドで磨き、古いワックス分を落とそうと思う。

ワックスを落とすと言えば、酸性クリーナを使うとコーティングが落ちるという話だ。
耐久性○年とか、硬度10Hのガラスコート(鉛筆硬度は9Hまでしか規定されていない)と言われているものも、酸性クリーナを使うと簡単に落とせるのだとか。
コメリの酸性クリーナはフッ素化合物が入っているので、いわゆる無機ガラス系のコート剤も落とせる。
アルカリ洗剤でも落ちるようで、エアコンクリーナやパイプクリーナのような水酸化ナトリウムを含んだ溶液で拭けば落とせるとの事。

DIYで可能なガラスコート剤はコンパウンドで擦っても綺麗に落ちずにムラになって残ったりするので、酸性クリーナで拭いた方が良いのかも知れない。
ガラスコーティングをしたら、以下の事は禁止だそうだ。

いずれも表面に傷が付くから(カービューティー○□◥$%&(自主規制)の記事)というのが主な理由で、ようするにガラスコートと称するものは表面硬度が低いわけだ。
ガラスコーティング専門店NOJのページには以下が書かれている。

鉛筆の硬度で表記されます。
柔らかいものから6B~HB、F、H、2H~9Hと並んでます。鉛筆では9Hが一番硬い鉛筆です。
では、車の塗装はどのあたりになるのでしょうか?

これにも、国産車と外車で硬度が違っているのです。

国産車は、およそ1H~2Hと硬度です。
外車は、およそ2H~4Hと硬度です。

一般のワックス皮膜は塗面硬度より遙かに柔らかいはずなので、カービューティなんとかの行うガラスコートはそれより柔らかいものだと思う。
有機ガラス(アクリル樹脂)は柔らかいので、そういうものかも知れない。

塗面を保護したり艶を出すために行うコーティングだが、そのコーティングを守る為には更なる手間が必要という本末転倒なシロモノだ。

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