タイヤチェンジャーの話

タイヤ交換となると又々タイヤチェンジャーが欲しくなるのだが、購入には至っていない。
サポートアームのないスタンダードなものなら家の横にも置けるのだが、トラックから降ろして設置するのが大変だ。
パワーゲート付のトラックを借りてくるとか、フォークリフトを用意するとか、やりようはあるのだがいずれにしても簡単ではない。

パワーゲート付のトラックを24時間借りて中古機器店に取りに行くと、諸々トータルで4万円位かかる。
ただし平ボディーのパワーゲート付はこの近くでは借りられるところがなかった。
アルミボディのものは日産レンタカーにあるのだが、これだと荷室の高さがギリギリなのだ。

運ぶための苦労はあるのだが、手をこまねいていたわけではない。
いや、こまねいていたか。
でもですよ、安いものを見つけると入札を試みたりはしていた。
同じ中古機器系列店が千葉と大阪にあるのだが、大阪から伊豆までの送料に比較すると、千葉から伊豆迄の方が2倍くらい高い。
大阪までは400km以上あり、千葉県は200km以内なのに不思議だ。

値段が安いなと思うと16インチホイールまでしか装着出来ないなどがある。
アダプタを自作すれば拡大は出来そうだし、そうした改造が施されているものもある。
それでも19インチ以上となると古いタイヤチェンジャーでは厳しいかも。

完全なジャンクは更に安いのだが、エアシリンダがないとかエアバルブがないなど、動くようにするためには手間と部品代がかかる。
ジャンクだろうが動作品だろうが送料は同じだけかかるのと、送料の占める割合が大きいので、だったらあえて欠品ありのジャンクを買う意味は無いのかなと思ったりする。

↓はエアシリンダ1本以上欠品、マウントヘッド欠品、ペダル欠品である。
これを買って直そうかなと思ったのだが、上記理由で入札しなかった。

結局の所重くて大きいから買いにくい訳で、その点でもジャンクなら軽いかと言えばそうではない。
色々悩み処は多いのだ。

最近のタイヤチェンジャーだとレバーレスとかサポートアーム/ヘルパーアームとか、色々付いている。
タイヤチェンジャーの基本的な動作はマウントヘッドと呼ばれる金具を使って、タイヤを拡げながらホイールにはめる。
マウントヘッドにビードを乗せるにはタイヤレバーを使うのだが、レバーレスの場合はマウントヘッド自体が可動式になっているので、勝手にビードが乗ってくれる。
サポートアームは、これがあると一度外したビードが再度ホイールに嵌まってしまわないように、抑えつけてくれる。
扁平タイヤだとサポートアーム/ヘルパーアームがないと組むのが大変らしい。

商売としてタイヤ交換を行う場合は作業時間が人件費になるので、機械に任せられるところは機械にやらせた方が良い。
タイヤとホイールのセットは重いので、それをタイヤチェンジャーに乗せる事をサポートする装置の付いたものや、タイヤチェンジャーのテーブル側の方が動いて(90度傾いて)タイヤをはめるだけというものもある。
車両からのタイヤ/ホイール脱着も、専用の機械で行うところがある。
高度な機能を持つものは労働環境の改善面での意味も大きく、事故防止や怪我防止のために特に海外の整備工場ではパワーアシスト必須みたいな流れだ。

↓はフルオートマチックタイプで、ほぼ自動でタイヤの脱着が出来る。
お値段約1千万円なり。

ホイールバランサーも欲しくなるわけで、ホイールバランサーの重さは50kg~100kg位と、タイヤチェンジャに比較すると軽い。
軽いといっても100kg級なので、運ぶとなると大変そうだ。
ホイールバランサは作れそうな気がする。
車のナックル部分を買って来て回転信号はABSセンサから取る。
ナックルに加速度センサを付けておけば、アンバランスによる荷重が測れる。
ロジック部などなくても波形をそのままオシロで観測すれば分かる。
ただし加速度センサが1個だと、ホイールの幅方向のアンバランスが分からない。
すりごぎ運動を検出するように加速度センサを付ければ良いが、この場合は演算無しでは使えるレベルにならないかも。

タイヤを回転させてバランスを見ると、スタティックな重さ(タイヤの重い部分)の違いによるアンバランスと、真円度による重さの違い(遠心力によるアンバランス)を見る事が出来る。

売られているタイヤチェンジャにはアマチュア用の手動式もあるのだが、やはり電動式の方が面白いよなぁ。
手動式は色々あるが、手動式に4万円を払うならジャンクのタイヤチェンジャーを6万円で買った方が面白そう。
一時期は手動タイヤチェンジャに4万円近くを払おうかと思った事があったが、どうせ1回使ったら飽きるだろうなと思い踏みとどまった。

自分で色々タイヤを組み替えて試せるのはメリットではあるのだが、でもタイヤ屋さんに持っていけば2,500円で済むんだよなぁ。
電動チェンジャの場合はいじってみたさが勝るのだが、手動の場合は面倒さが勝る。

手動タイヤチェンジャで、タイヤの装着の力を軽減するために、ギアレンチでマウントヘッドを回すものがある。
ギアレンチやヘッドを付ける部分は、角パイプを使ったもの、角平棒を使ったもの、6角パイプと6角シャフトを使ったものがある。

この部分は剛性を上げる工夫が必要で、剛性が低いとマウントヘッドが動いてしまってホイールに接触したりする。
上の写真左の角パイプものは言わば第一世代で、標準的な角棒を使っているのでガタが多い。
同中央はステンレス角平棒(他の同様な品物の説明では鉄にメッキとの表記)で、溶接箇所がなく全て組み立て式になっている。
右は6角棒のタイプで、最近出てきたようだ。
ガタの少なさを売りにしている。

このギアレンチ方式だと回転力を2000Nm位まで加えられる。
で、無理してと言うか無理矢理レバーを回すと、ホイールに対して平行な棒が曲がるのだそうだ。

この手のものって1級整備士監修とか、プロが設計したとか、その手の文句がちりばめられているのが嘘くさいんだなぁ。
整備士が監修するより機械工学屋が設計した方が良いと思うけどね、専門性からして。

ビードブレーカはエアシリンダを買って来れば作れる。
市販のタイヤチェンジャに使われているものは、レバー比を考えると1MPaの圧力を加えた時に5t位の力が出る筈だ。
画像で判断するしかないのだが、シリンダというかダイアフラム型アクチュエータというか、直径が30cm以上あるように見える。

エアシリンダのボアが200mmだと、1Mpa時の推力が3.5t位になる。

中華ものだと(鉄ホイール用だと思うが)エアシリンダと爪的なアタッチメントで出来ているビードブレーカがある。
大きめのハンマードリルみたいな格好のものだ。

手動式のものは安価に売られているが、ホイール形状によっては使えない。
仕組みとしてはビードヘルパーの爪が持ち上がるというか、タイヤを押すというか、そういう構造のものだ。
ビードヘルパーみたいなものなので、タイヤを組む時にも使えそうな気がする。

いかにもぶっ壊れそうなのがこれである。

タイヤを挟んで潰すのだけれど、こんなものではアームが曲がるか溶接部が剥がれそうだ。
張り付き(固着)がなければ外せるかも知れないけど。

中華タイヤチェンジャーとホイールバランサーのセットが6万円以下だ。
日本に送ろうとすると送料が7.5万円ほどかかるのだが、こんな価格なのである。
中国経済の更なる減速と、もしも円高になったら一体いくらになるのだろう?

タイヤチェンジャーには全然関係ないのだが、これが150万円以下って桁が間違ってるんじゃないのかな?と思う程である。
しかも送料無料となっている。

同じようなものが他にもあって、それは130万円以下だった。
この足みたいなヤツを自在に操れば、崖だって登っていけるかも。
家庭用射出成形機なんかも売られていて、家庭で何を射出成形するんだろう?

別荘地には自分で家を直したり整地をしたりしている人がいる。
何年か前に引っ越して来た方は、小型のバックホーで整地をしている。

これって国内メーカ品を買うと結構高額なのだが、長期で使っている感じなのでレンタルではないと思う。
中華製は逆に驚くほど安い

ウチにあっても使い道がない機械ではあるが、無駄に穴を掘ってみたりして泥遊びを始めちゃうだろうな、私だったら。

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