横浜花火大会事故

横浜の花火大会で事故があった。
事故は1989年にも起きていて、この時には死亡者が出ている。
丁度この時私は山下公園で花火を見ていた。
多くの人が出ていて大混雑だった。
花火大会が始まって少しすると、花火が海上から半円形に開くように開いた。
多くの観客はそれが演出だと思い、歓声を上げた。
沢山の花火が連鎖的に爆発したので、その時は凄い演出だなと思った。

しかしその後花火が上がらなくなった。
これで終わり?
山下公園では特にアナウンスもなかったか、あるいは聞こえなかったか、とにかく何も情報がなかった。
花火大会はこれで終わりなのかなと人々は徐々に帰路につき、私も家に戻った。
家に帰ってからニュースを見て、事故であった事を知った。

昨日は花火を打ち上げる船上で火災が起きたのかな?1989年の事故の時と同じように、打ち上げ場所で花火が連鎖的に爆発した。
幸い負傷者はいなかったようだが、海上からの打ち上げでは逃げる場所がない危険がある。

毎年横浜の花火大会には多くの人が詰めかけ、付近は大混雑になる。
道路も一部封鎖されるので、付近は渋滞が激しくなる。
花火大会が終わると人々が地下鉄の駅に集中するので、駅への入場が制限される。
事故の何年か後にも花火大会を見に行っているが、関内駅や桜木町駅、京浜急行の日ノ出町駅、市営地下鉄の入り口までには長蛇の列が出来ていて、横浜駅まで歩いた方が早い位だった。

当時はベイブリッジに車を止めて花火を見たり写真を撮る人がいた。
花火大会の時だけではなく、日中でも夜でも車を止める人がいた。
路肩部分が比較的広いのと道路幅自体も広いので、少し車を止めていても邪魔にはならないだろうと思う人が多かったわけだ。
その後取り締まりが強化され、ベイブリッジには「ここは駐停車禁止です」と看板が立てられ、一時期はスピーカで駐停車しないように呼びかけも行われていた。
こうした対策?で一時期駐停車車両は減少したのだが、アクアラインが開通すると千葉方面から多くの人が訪れてまた同じ事が起きた。

山下公園周辺なども千葉からの観光客で渋滞した。
アクアラインの千葉側は袖ケ浦とか木更津ののどかな町だ。
今は開発が進んだが、当時は田園広が広がる広大な土地みたいな、何もないところだった。
しかし横浜は車も多いし渋滞もある異世界な訳で、走り方自体が地元の人とは違ったのだった。
アクアライン開通により横浜駅から関内周辺で違法駐車が激増したのは、付近の駐車場料金が高かった事もある。
私自身も山下公園の駐車場に車を止め、出庫するときの料金に驚いたものだ。
駐車料金は当時30分/300円で、土日祝日は最大料金制度が無かった。
(現在は30分/400円で最大が2千円に制限されているらしい)

千葉県知事はアクアラインが出来たのに神奈川県の人が千葉に来ない、千葉の人は神奈川に行っているのにと不満を口にした。
だって行くも何も、何を目的に行くのかその目的地がなかった。
その後木更津にアウトレットパークが出来るなどして、人が増えたという事だ。

コメント

  1. nc35kai より:

    結局、花火は光る爆弾ですよね。僕は横浜に住んでいた時期もあったのですが、忙しくて、山下公園の花火大会は行った事が無かったです。もともと地元が藤沢なので、鎌倉花火大会は小学生の頃と原付に乗るようになってからも行きました。鎌倉の花火大会は花火の爆発エネルギーを体で感じられて好きでした。花火は製造の段階から危険な物で、今回は死亡者が出なくて良かったと思います。花火の迫力と安全性は紙一重なんでしょうね。

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