スケール除去剤

スケール除去剤が流行っているのだろうか?
500mlで1万円もする商品も売られている。
ここで言うスケールとはカルシウムやマグネシウムなどを主成分とする水垢や、金属石けんなどだ。
電気屋さんや機械屋さんはスケールと聞けば物差しを連想するだろうが、洗車屋さんは水垢(おそらく魚のウロコ=Scaleから来ていると思われる)の事を言う。 どうやら洗車屋さんでスケール除去というメニューがあり、それから広まったとか。

スケール除去剤や酸性クリーナの主成分は、有機酸や無機酸、界面活性剤やフッ化アンモニウムである。
手軽なものではコメリの酸性クリーナ(pH3程度)がある。
クエン酸とフッ化アンモニウムが主成分となっている。
これは自動車用ではなく洗面所や浴室の金属石けん落としに利用出来る。

塩酸と界面活性剤の混合物はサンポールだ。
ウチでは猫砂洗いや浴室の掃除にも活躍している。
いわゆるスケール除去剤ほど強力ではないので、スポンジでこすり取る位の作業が必要になる。
一方で強力なものだと、塗布して拭き上げるだけで綺麗になる。

コメリの酸性クリーナはフッ化アンモニウムが含まれている。
フッ化アンモニウムは酸と反応するとフッ化水素が出来、これはガラスを溶かす。
なのでコメリの酸性クリーナをガラスに付けると、ガラスが溶けて跡が付いてしまう。

結構強力なので塗面を曇らせる事があり、希釈して使うなど注意が必要だ。
サンポールは特に気を遣う事なくホイールのボルト部分の汚れだとか、エンブレムの周りなどを綺麗に出来る。
ミニは余り汚れていないので使っていないが、ジムニーのエンブレム回りの汚れはサンポールとブラシで綺麗にした。
酸性洗剤なので使用後は良く流す事、或いはマジックリンなどのアルカリ洗剤で更に洗うと良い。

その他ショップブランドなどの製品は、成分が明記されていない。
無機酸・有機酸くらいしか書かれていないので、何にどんな作用があるかは分からない。

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