西の斎藤・東の田久保、なのか

学歴詐称問題を起こした田久保市長だが、大学を除籍になった事は6月まで知らなかったとした。
これは公選法違反に問われるからで、除籍されている事を知りながら大学卒業と公表するのは公職選挙法違反になる。
しかし除籍になった事を知らなかった、あくまでも自分は祖苦行できていたものと信じていたと言えば公選法違反に問われにくい。
「記憶に御座いません」というアレである。
映画の題名ではなく、1976年の小佐野賢治氏が証人喚問で口にした言葉だ。
最近では2021年に鈴木信也・情報流通行政局総務課長が、この言葉を連発している。
鈴木氏に知恵を付けたのは武田 良太総務相で、「『記憶がない』と言え」と指示した。

不正な金を受け取りましたかと問われ、受け取りましたと言えば罪に問われ、受け取りませんでしたと言えば偽証になる。
しかし分かりません、記憶に御座いませんと言えば偽証にはならない。

武田 良太氏は安定した得票数を得て当選し続けている政治家ではない。
郵政民営化に反対して自民党の公認が得られず無所属で出馬、当選すると郵政民営化に賛成するなど、結構適当だ。
これで自民党が再公認したのかな、自民党も適当である。

票を得たのは統一教会絡みだそうで、2017年には統一教会を日本の国教にする国家復帰指令を受任した。
その後も統一教会との連携強化で、関連国会議員と共に日米韓の国会議員会議に出席、世界日報にも写真が掲載され、統一教会に資金を提供するなど、まさしく統一教会系の議員なのである。

田久保市長は居座りを決めたわけだが、議会が不信任とすれば辞職せざるを得なくなる。
不祥事発覚時に潔く辞任すれば、もしかしたらやり直し選挙で勝ち目があったかも知れない。
しかし今となってはイメージが悪くなりすぎてしまった。
勿論選挙なので勝てるか勝てないかなど分からないのだが、少なくとも今は票が入りにくいとメディアは報じる。

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