動作不具合が多発した事によりXperia1 VIIは7月から販売が停止されている。
ほぼ1ヶ月前からは正常動作品への交換が進められている。
SONYは7月4日に、以下の事象が希に発生するとアナウンスした。
・使用中に電源がOFFになってしまう。
・意図しない再起動が起きる。
・電源が入らなくなる。
SONYは希に起きる事象だとしているが、希ではなかったようだ。
原因はソフトウエアの不具合説と、ハードウエアの不具合説がある。
SONYは「製品の一部の製造ロットにおいて製造工程の不備により基板が故障する場合がある」とした。
つまりハードウエアの故障という事だ。
具体的な内容は不明だが、設計ではなく製造工程だとするとハンダ付けの不良やクラックが考えられるのだが、今時そんな不良が起こるのだろうか。
部品レベルで考えると基板の不良だとか、チップ部品(多くはコンデンサ)の不良もある。
この場合は製造品質が安定しているとすれば、部品の不良率がそのまま製品不良率になる。
製造は中国で、ソフトウエアも中国製だと言われる。
SONYはソフトウエア開発は自社で行っている事を強調していたが、ライセンスか何かの項に中華企業名が入っていたのだとか。
中華製だとすればセキュリティ上の問題が心配にもなるが、逆にSONY内製よりは安定して動作するのかなと期待もあったりして。
この製品不良と交換に要するコストは大きい。
責任がどこにあるのかにもよるが、SONYのコスト負担や信頼性の毀損は発生する。
こうした問題はただでさえ売れないスマートフォン事業の経費を増大させる事になり、スマートフォン事業の継続論も囁かれ始める。
日本国内のシェアとしては2024年にGoogleがシャープを抜いて2位になった。
と言っても数字で見ると15%前後(調査会社によって異なる)であり、iPhoneと比較できるようなものではない。
IDCの調査ではシャープが2位になっているが、これはスマートフォン以外も含んだ数字だそうだ。
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