単管が沈まないようにする

単管で作った棚の垂直のパイプが沈んで棚が斜めになり、コンクリートで地盤を強化してそれを直した話は先日書いた
この単管で作った棚には、いわゆる足が6本ある。
先日の工事で直したのはその中の2本だ。

残りの4本はいずれも地面に15cm角ほどの小さな板を敷いて単管を置いただけという、いかにも不安定な作りなのだ。
今回はその4本のうちの2本の土台を直す。
残りの2本は殆ど荷重がかかっていない場所なので、当面そのままにする。

その荷重のかかっていない2本は、2cm厚くらいの杉板の上に乗せてある。
地面が平らではないので荷重に偏りが出来るのだが、単管に殆ど荷重がかからないので板がしなることもない。
単管で四角形が作られているその一辺の下側なので、四角形が変形しない限り足に大きな荷重がかからない。

荷重のかかる側の2本の所にブロックを敷く。
現状で単管の下に敷いた板を外し、少し掘る。
最初はコンクリートで固めようかと思ったのだが、ブロックを敷いた方が簡単そうだ。
棚が落ちてこないようにジャッキで支える。
奥側の足も地盤が悪いので、そこに荷重がかかると単管が沈下するかも。
ここを支えておかないと、通常は荷重がかからない2本の足にも荷重がかかる。

奥側にはコンクリート壁があるので倒れようがないが、この手前側の足が支えを失うと棚が手前側に傾いてくる恐れもある。

ジャッキで支えている場所の都合上、ここのコンクリートブロックは棚の長手方向を向け仮に設置する。
乾いた土が落ちてきて、中々ブロックの高さが合わせられなかった。
掘った穴にブロックを入れ、単管の下にはベースと呼ばれる板を取り付けた。

白っぽいのは8年前に撒いた消石灰である。
もっとも現在は消石灰ではなくなってしまっていると思うので、又撒かなくては。

手前側が支えられたので、奥側も同じようにしてブロックを入れる。
手前側を支えておくと、奥側はコンクリート壁に密着していることもあって下がってこなかった。

ブロックの下に土を入れ、その土をハンマーで叩く。
周りの土をブロックの下に行くように、当て木をしてハンマーで押し込む。

奥側が支えられたら、手前側をいったん外してブロックの向きを90度変える。
材木で棚を上げて…

上の方を別の材木で支えて、所定の位置より少し高くする。
長い材木でテコにして持ち上げるのだが、結構大変だった。
この状態でコンクリートブロックを入れ、材木の支えを取れば完成だ。

奥側同様にコンクリートブロックの周りの土に当て木をし、ハンマーで叩いて土を押し込む。
水準器で縦横方向の傾きをチェックし、作業は完了だ。

この棚は棚板が3枚なのだが、余っていた単管を渡して4段にした。
下段にある買い物かごは前オーナが残していったものなのだが、底面に穴が空いているので(軽いのは良いが)小物は落ちてしまう。
プラスチックゴミとして捨てるのも面倒なのでそのまま使っている。
名称の書かれていないものはマイバスケットとして売られていたものかな?東急ストアのものとカインズのものもあるので、それって買い物の時に持って来ちゃったヤツか?
この辺りには東急ストアはないので、別荘に来るときに買い物をしてそれを持ってきたのかな?

他にスチールのパイプラックを設置したりして、収納スペースが大幅に増えた。
スチールラックを置いているのは地下のこの区画のもっとも地面が高い場所で、天井までが約1.96m、地面が最も低い場所は天井までが約3.3mある。
低い場所は木やガラを入れて高くしてあり、外の地面との高さの差は50cmほどある。
つまり元々?は最も低い場所から天井までは、約3.8mあったわけだ。

広さは1辺が3.498mなので、江戸間(3.48m)の8畳相当だ。
ちなみに団地サイズと呼ばれるものだと壁面までが3.4mになり、江戸間の12.36m2に対して11.56m2になる。

地下と呼んでいる基礎部分は5区画に別れている。
1.9m×5.3mの区画は水槽用の浄水器だとかクーラを設置している。
この場所は地面が高い場所で、高さが最大でも1.5m位しかない。
他の2つの区画は今のところ使っておらず、この8畳相当の所と隣の9畳相当の所が物置になっている。

下の写真は2区画に通じるサービスホールだ。
白いものは消石灰で、コウモリの住処になっていたので消毒もかねて散布した。
消石灰を1袋買って来たので、全ての区画に消石灰を撒いた。

消石灰は撒いたが、時間が経っているので炭酸化反応によって炭酸カルシウムに戻っているだろうな。
消石灰はアルカリ性で虫が寄りつかないので、又撒いておくことにしよう。

スチールのパイプラックはコンクリート面に生えているボルト(おそらく型枠を止めていたと思われる物)を使って、壁面にネジ止めした。

ボルトが錆びているのでナットを入れにくかったが、入れたり戻したりしながらねじ込んで何とかなった。
ダイスがあれば修正が簡単だったのだが、M6のダイスは持っていない。

このパイプラックは(要らないかなと思って)外に放置していたので、パイプ部分が錆びてしまっている。
地面にカーペットが敷いてあるが、これがないと埃が立つ。
地面はいつも乾いていて、いわゆる関東ローム層的な非常に細かな赤土なので、触ればサラサラ崩れるし、埃も立ちやすい。

このコンクリート壁から突き出たボルトは中々便利で、金具を付けて板を乗せればすぐ棚として使える。
ただし錆びているので、ネジはすんなりは入ってくれない。

単管を切るのに高速切断機モドキみたいな、ハンドグラインダを固定するディスクグラインダースタンドというのかな?HiKOKIの固定具とディスクグラインダがあるので、それを使っている。

ハンドグラインダはRYOBIのものもあって、筐体が樹脂製(二重絶縁のためかな)で多少軽い。
使い勝手はどちらも変わらないが、HiKOKIの方は専用のスタンドに付いているというか付けてある。

ディスクグラインダなので単管の太さを切るのが精一杯なのと、回転砥石がどんどん減っていく。
以前はレシプロソーに金属用の刃を付けて切っていたが、切断速度はディスクグラインダの方が早い。

デカい回転砥石の高速切断機があれば大きな物も切れるのだが、この刃の直径だと単管を切るときも一発では切れず、回しながら切っていかなければいけない。

地下の地面の高い場所と低い場所の差が約1m、途中にブロックを積んで高い位置のフラットな場所と低い位置のフラットな場所を作ろうとすると、コンクリートブロックが50個位必要になる。
セメントや砂利や砂などを含めると、1t~1.5t位の材料が必要だ。
土留めを作ったときよりは運ぶ量は少ないが、それでも結構大変だ。

ちゃんと作れば部屋に出来るし、天井高1.8m位であれば2層にする事も出来る。
今のところは部屋にする予定はないのだが、もう少し使いやすく整備しようかなとは思っている。

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