BYDは凄いのか?

安い割に良く出来ていると、BYDの話題が増えた感じがする。
一部の、いや、ごくごく一部のアカウントは、BYDを激しく推している。
大ヒット間違い無しとか、これで売れないわけがないみたいな。

燃えるか燃えないかの問題はあるが、輸入車EVのトラブルは国産車の比ではない。
なおトヨタが中国で販売しているEVのiA5も燃えた。

テスラやポルシェ製にしたって、充電出来なくなるとか充電制限で急速充電が出来なくなるとか、様々なトラブルが起きる。
ハイブリッド車も然りでBENZのハイブリッド車は買うな、みたいに言われる。
ではBYDはどうなのだろう?
販売台数が増えてくれば、色々な話が出てくるはずだ。

BYDのATTO3は450万円位、Sealはクラウン位のサイズでFR版の本国価格は380万円位、日本では495万円だそうだ。 ATTO3はLi-ion(58.56kWh)でSealはLiFePO4(82.56kWh)バッテリー搭載だ。
国や市区町村の補助金をフルに使うと、ATTO3は300万円ちょっとの価格になる。
装備とか機能とか、価格の割に充実しているが荒削りではある。

450万円前後というと他にどんな車があるだろうか?
輸入車だとBENZのAクラス、ミニもこのレンジだしプジョー2008、ジープコンパスやルノーアルカナなどがある。
国産車だとレクサスUX/LBX、リーフ、セレナ、ZR-V、エクストレイル、キャラバン、ハリアー、ハイラックス、デリカ、CX60、プリウスPHEV、アルファードなどなどだ。

プリウスとATTO3の価格差は約150万円、150万円あればガソリンが沢山買える。
絶対的燃料費もプリウスの方が安くなるんじゃないかな。
ただし補助金がフルに使えるとプリウスとの価格差がなくなる。

EVは下取り査定額が低い。
リーフは2年後の買い取り価格が新車価格の3~4割、テスラで4割~5割、タイカンで6~7割と言った所だ。
高年式プリウスなら7割前後の残価があるので、この点でもプリウスの方がお得になる。

テスラは保証期間が4年、これが切れるとがっくり下取り額が下がるのは故障修理にお金がかかるからだ。
充電系や動力系などのトラブルは当然として、ドアハンドルが壊れたとか、トランクリッドが開かないとか、サンルーフ開閉不良などアメ車らしいトラブルが盛りだくさんになる。 さらには修理が混んでいて、修理予約が2週間先なんて事もある。
2018年~2023年のリコール台数は340万台、2023年1年間のリコール件数19件はマツダ以上?
ボディはアルミが多用されているので板金修理が出来ず、アセンブリ交換になる。
残価が低いだけに、修理費が実価値を超えるのはもはや珍しくはない。

テスラ乗りがと言うわけではないが、故障しやすい輸入車乗りに「最近車の調子はどう?」と聞くと「快調快調、全然問題ないよ、今エアコンは壊れているから効かないけどね」みたいな答えが返ってきたりする。 エアコンが効かない位は故障じゃないという事か。

自分で直せるならテスラもアリかというと、直そうにも部品が出ない。
一部横流し的な闇?ルートはあるらしいが、結局割高になってしまう。
この横流し部品は国産車でもあって、他人から車検証を借りたり整備に入った車の分として余計なパーツを注文したりし、その部品を横流しする。

果たしてBYDの信頼性と下取り額はどうなのだろうか?
2023年の販売実績は、テスラが前年より落ち込んで約5.5千台、BYDは約1.5千台を売った。
bZ4Xは発売以来1.5千台しか売っていないとか。
日本の統計だとEVもPHEVも混ぜて数字を出すみたいなインチキが多く、比較が難しい。
スマートフォンのように中国製がシェアを増やすことになるのか?或いは韓国車同様の衰退を見せるのか。


コメント

  1. レオナルドクマー より:

    ATTO3もリン酸鉄じゃないんですか?

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