補助金ビジネス

補助金だとか国策だとかに群がる企業は多い。
メガソーラーがちょっと下火になってきたことを受け、新たな補助金探しに翻弄する。
PostはEV充電器の補助金ビジネスだそうだ。
補助金額は360億円と倍増したのは、トヨタがEVに力を入れると表明したからか。
もっとも周回遅れのトヨタがEVだと言い始めると、世界の流れはEVから遠ざかるというのが面白い。

トヨタと言えば水素ビジネスもある。
水素だ水素だ環境に優しい水素だと言っているが、実は環境には優しくない。
EVであれば電気をそのまま使えるのだが、水素を電気で作り、それを運び(送電より効率が悪い)、大きな電力を使って車に充填し、水素エンジンはガソリン車以上のNOxを発生するという、何が何だか分からないシロモノである。 水素スタンドは1箇所作ると4億円程度の費用がかかるが、整備補助金が総額の2/3(最大4.5億円)出る。
水素が売れなくても、運営補助金でカバーが出来る。
ちなみにスタンド以外の水素設備としては、総額の1/2(最大25億円)が出る。

これは国の補助金で、自治体が更に補助金を積み上げている。
例えば神戸市の場合は最大5千万円、神奈川県は3.5千万円が補助される。

横浜にはいくつかの水素ステーションがあるが、車がそこにいることはほぼない。
水素の充填には30分程度を要するのだそうで、充填時間だけ(準備だとか接続を除いた時間)で15分位だそうだ。
なお大容量?チャージ設備だと実充填時間が3分になると言われている。

水素関係の年間補助金額がどの程度なのか分からないが、数百億円の上の方、だろうか。
そこにEV補助金も使われる訳で、史上空前の税収をどう使いまくるか、財務省も大変である。

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