UVカットクリアの塗膜厚を測ってみた。
筆塗り1回での塗膜厚は約12μmだった。
スライドグラスに塗って測ったのだが、スライドグラスって結構正確な1mm厚なんだ。
というか、ガラス板の厚みって意外に管理されている。
窓ガラスなどの厚み誤差は2mmのもので±0.2mm(JIS)だそうだ。
スライドグラスの規格を調べてみると、厚さに関しては1.1mm+0.02/-0.2となっている。
つまり0.9mm~1.12mmの範囲に入っている訳だ。
表面の平滑度などは基準がないのだが、顕微鏡で使うものなのでそこそこ平らだと思う。
ただ何枚かのスライドグラスを測ってみると、微妙な厚さの違いがあった。
ロットが異なるとか、そういう事かも知れない。
もっと高分解能の計測器が欲しい所だが、温度変化によるドリフトなどが気になる。
恒温室で実験出来るような環境なら良いが、普通の家の普通の部屋では難しそうだ。
干渉膜厚計なら基材の熱膨張や機器の熱膨張を(ほぼ)無視出来るが、そこそこ大がかりだ。
相対値が分かれば良いのなら静電容量式が自作出来る。
相対値でしかないのは、膜自体の比誘電率が分からないからだ。
微少容量になるので、膜厚による容量を共振回路の一部として、その共振回路の共振周波数を測る。
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