レシプロソーは小枝を切るときに、ヘッジトリマは直径5mm位までの枝を切るときに、それ以下の草や柴を刈るときには芝生バリカンみたいな物を使っている。
いずれもモータの回転運動を直線運動に変換しているので、ロスもあるし振動も大きい。
先日ヘッジトリマを使っていたら、機構の入っている辺りがかなり温まっていた。
モータは過熱していないのに、何でこんな所が?
と言う事で整備する事にした。
ヘッジトリマはカムのようなもので回転運動を直線運動に変換してるのは、2枚の刃の両方を動かしているからかな。
一方でレシプロソーはクランクシャフトとピストンのようなリンクだ。
ヘッジトリマは余りグリスが充填されていなくて、いわゆる潤滑油切れの状態だった。
構造的にグリスを沢山入れても飛び散ってしまうだけなので、摺動部などにグリスを入れておく程度しか出来なかった。
カムと刃の摺動抵抗も、かなり大きいのではないかと思う。
レシプロソーはグリスがそこそこ入れられていたが、そのグリスが木の切りくずと一緒に固まってしまって筐体内部に張り付いていた。

この固まったグリスを落とすのが大変だったが、そこそこ綺麗にしてモリブデングリスを入れた。
モリブデングリスも周りに飛び散ると思うが、ギア部分が一つの部屋になっているので飛び散ったグリスがギアに接触して潤滑出来る感じかな。
反動軽減のために金属板が刃と反対方向に動くようになっている。
グリスアップして動作させてみると静かになった。
新品の時はこんなに静かだったんだ、みたいな感じ。
整備は簡単なのだが、中々やる気が起きない。
手がグリスだらけになるのが嫌なんだよねぇ。
このレシプロソーは高儀製ではないかと思うのだが、ホームセンターのPB商品としても売られている。
高儀製はグリスが入っていたが、ホームセンターブランドのものはグリスが入っていなかった。
ギアオイル的な油は付けられていたが、やがて油切れになるのではないだろうか。
グリスだと木くずと一緒に固まってしまうから、むしろギアオイルの方が良いのか?
いずれにしても定期的な整備は必要だなぁ、この手の機械は。
コメント