シャープのプラズマクラスタユニットには寿命がある。
現在でも同じかどうか分からないが、ウチにあるIG-B100の取説にも寿命は謳われている。
約2年ごとに7千円ほどのプラスマクラスタユニットを交換しなければ使い続けることが出来ない。
これは1ヶ月あたり300円近くにもなり、電気代よりも高いのである。
(交換ユニットは高額)
寿命判定には2つの方式があり、最近のものは全てタイマーだと思う。
以前のものはイオン電極によるものがあったが、コスト的な問題か廃止された。
タイマー方式では電源が入っている時間を積算し、19,000時間を経過すると有無を言わさず動作停止となる。
そこでプラズマクラスタ無限化改造により、プラズマクラスタユニットの交換なしで使い続けていた。
ただし電極の摩耗に関しては仕方のないこともあり、やがては壊れる日が来る。
また何を検出しているのか分からないが、赤LEDが点滅して動作を停止する。
動作を停止したらコンセントを抜いて少し時間をおき、再度電源を入れれば動作する。
ウチには何台かのプラズマクラスタがあるのだが、いずれももう寿命である。
一つは中心電極が蒸発してしまう事で、触れば簡単に曲がってしまうほど細くなる。
6個のユニットの中心電極が均一に細くなるわけではなく、摩耗度合いにはかなり差がある。
下の写真は余り摩耗していないものだ。
対してこちらは短くなってしまっている。
中心電極を交換してみようと思ったのだが、モールドされていて基板を外すことが出来ない。
電極が未だ長いうちに、別の電極をくっつけるなどした方が良かった。
更にもう一つの故障として基板の断線があった。
外側電極6個は全て接続されているのだが、この接続が不良になる。
外側電極が浮いた状態になってしまうので、無声放電は起きなくなる。
プラズマクラスタは、電極に印加される極性を切り替えながら動作させているんだったかな。
いわゆるマイナスに帯電したものとプラスに帯電したものを空気中でくっつける、みたいな。
そうすると外側電極は要らないような気もするが、対極として何かが必要なのかも。
いずれにしても寿命があるわけだ。
そもそも1.9万時間で交換しなさいと言うことなので、設計寿命もそれなりだ。
ちなみにウチでは、プラズマクラスタユニットが物理的に壊れるまでに、約4年間使えた。
それでもランニングコストを考えれば結構高価なものであり、今後買い直すことはないだろう。
プラズマ云々ではないが、Panasonicの電気集塵式空気清浄器は20年も使えている。
こちらは電極がワイヤーなので摩耗が少ないのだろう。
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