ヒノキの木を切る

住宅・土地・エリア

これまでに何本もの木を切っている。
杉やヒノキは幹がまっすぐなので思った方向に倒しやすいのだが、ケヤキやクヌギは枝が広がっているので難しい。

ヒノキは樹高の割に幹が太く、そう簡単には切らせないぞ的な雰囲気を感じる。
と言うこともあって、切りたいと思いながらも手を付けていなかったヒノキ2本を切った。

この記事は太い方のヒノキに関してである。
樹高はレーザー距離計で18mくらい、根元の直径は60cm位だ。
電動チェーンソーにマキタのガイドバーを付けているが、本体はリョービ製である。
リョービのガイドバーは、チェーンソーが木に挟まった時に破損してしまった。
マキタの本体は、チェーンをかけるスプロケットが削れたのか?リョービ製より使用時間は短いのだが、チェーンが外れるなどしてしまう。

このチェーンソーでは刃が届かないので、両側から切っていくことになる。
ケヤキやクヌギと異なり、比重の軽い杉やヒノキは柔らかく切りやすい。
堅い木は切るのに時間がかかって嫌になるが、杉やヒノキはこの点で楽だ。

道路側に倒れると電線に引っかかるなどするので、念のためウインチで山側に引っ張っておくことにする。
虎ロープは今回も大活躍だが、虎ロープは牽引用ではないので本来はちゃんとしたロープを使うべきである。

虎ロープの切断荷重800kgに対して、中華ウインチの牽引力は400kg程度しかないので、大丈夫だろうと使っている。
中古で買った滑車も大活躍だ。

倒す木に滑車を引っかけ、山側の木にも引っかけ、ウインチで引く。
ワイヤーをかけたのは約6m程の高さの所だ。
当然高いところにかけた方が良いわけだが、ハシゴの届く範囲にしかかけられない。

ロープに少しテンションがかかるくらいまで引いておき、受け口を切る。
テンションをかけておくのは滑車がワイヤーロープから外れたりしないように、木を倒す時にロープがどこかに引っかかっていたりすると困るからだ。
ある程度切ったところでロープの異常に気づいたとしても、木が倒れる方向に入っていくのは危険が伴う。

何故もっと下の方で切らないかと言われそうだが、下の方は太いので(両側から切るにしても)位置決めが難しい。

ちょっと深く切りすぎたかも。

こちらのページを見ると、受け口はかなり小さい。
追い口を沢山切っていくのだが、この方法だと重心が追い口側に来るので樹木の重量で追い口が潰れてチェーンソーが挟まる可能性が高い。
この位の受け口で行く場合は、追い口が潰れて木が追い口側に倒れないようにくさびを打ち込んでおいた方が良い。

私の場合はこちらのページのやり方に近い。
(図は同ページより)

追い口を少し斜めに切るのは、追い口側に木が倒れてくることを防ぐためだ。
追い口を水平に切ると追い口側に木が倒れてくる可能性もあるが、追い口を少し斜めに切ると追い口側に倒れようとしても、支えになって倒れにくい。
枝の張り出しなどで重心が見極められない時など、今はウインチを使うので危険は少ないが、そうでない場合は色々考えておく必要がある。

追い口を切りながらウインチで引っ張る。
ウインチを固定している切り株は、以前に切ったヒノキである。

このヒノキは道路側に倒す必要があった。
電線がヒノキの山側にある位置のため、電線を避けるために道路側に倒した。

道路側に倒したこの木を切る時にもウインチを使った。
目的通りの方向に安全に倒すためにウインチは大活躍している。

くさびを打ち込んで倒すと勢いよく木が倒れるが、ウインチで引っ張って倒すと木はゆっくり倒れ、倒れる途中の写真を取る余裕がある。
中華ウインチはワイヤーロープを強く(400kg~500kg位か?)引っ張ると、逆回転してワイヤーがほどけてしまう。

風のある日に木は切らないとは思うが、風で木が揺れれば中華ウインチは逆回転してワイヤーがほどける。

こんな感じで倒れていき、切り株部分と離れる。
くさびを打ち込んで倒す場合は、木の残った部分がもっと少なくなるまで切っていかなければならない。
ウインチで引くと残り部分が多くても(引く力が強いので)倒すことが出来る。

あとは切り株を下の方で切って作業完了である。
これ以上太い木になると、両側から切ったとしてもチェーンソーのガイドバーが届かない。

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