ベビーホイストは吊して使うものなので、置く事は考えられていない。
吊しておく分には良いが、置いて保管しようとすると不安定である。
木を引いたりする時も、水平に近い状態にする事が多い。
勿論このような使い方は想定されていないわけで、決して推奨はされない。
それはともかくとして、保管しておく時にごろんと傾いてしまうのは不本意である。
傾いても壊れるわけではないが、自重が結構あるので不安定なのは嫌だ。
そこで木で台を作る事にした。
手持ちの角材が1つ、1つだけでは支えられないので、伐採した木の細いところを縦に割ったものも使う。
木はいくらでもあるとは言え、いわゆる材木ではないので大きさが適当である。
この木を少し加工して、ベビーホイストが乗るようにする。
丸穴が開けてあるのはネジの逃げである。
これにベビーホイストを乗せてみる。
ワイヤーが出る側はこんな感じ。
まあ良いんじゃないかな。
モーター側は今ひとつうまく嵌まらない。
モーター側は丸くなっているので、木をもう少し深く削らないと不安定だ。
ベビーホイストの出っ張り部分が落ち込むように、ドリルで木を少し掘った。
へこませた部分の両側の穴は、ベビーホイストのリブが入るところである。
これでスッポリ入るようになった。
2つの木はつないではいないというか、手持ちの木を使ったので幅は同一ではない。
でも同じ長さに切って2つの木をつないだ方が良くないか?
運ぶのには嵩張るけど。
と言う事で工作の予定を変更して前後の木をつなぐ事にした。
物事ボトムアップでは無理や無駄が生ずるという良い見本である。
長さが少し足りない…
目標を立てて設計を行う、皆様はトップダウンで行きましょう。
今更別の木を使うのも面倒なので、ボトムアップのまま…
そうそう力の加わる場所ではないから良いだろう。
多少隙間が空くが我慢することにして、サイドパネルは手持ちの合板を使う。
サイドパネルを取り付ける。
モーターの部分は隙間を空けているが、ここには緩衝材でも貼り付けようかと思う。
ベビーホイストと書かれている蓋は、リレーなどが入っている部分のカバーだ。
単なるカバーだが、鋳造のアルミ製で強度は高い。
反対側はギアボックスで、ここは重い。
手持ちの木っ端を使ったのでサイズは適当だが、これ以上幅が狭いと不安定になるし幅が広いと持ちにくくなる。
幅広にするなら全体がスッポリ入る箱状にすると良さそうだが、今にも増して嵩張る。
なんか適当な工作になってしまったが、とりあえず完成。
先日使った時には切り株の上に乗せたのだが、どうにも不安定で落ちそうだった。
ベルトを掛けて持ちやすくすれば移動も楽になりそうだ。
ベルトには荷締ベルトが安価で強度もある。
高々300円くらいのベルトで80kgの耐荷重を誇る。
ホームセンターで、極太タイヤ2輪の農作業用台車を見つけた。
1,980円だった。
同じものが売られていないのだが、雰囲気としてはこんな感じである。
極太タイヤでも通常タイヤの4輪でも良いのだが、タイヤが付いた小型の台に乗せておけば移動が楽だ。
バッテリーとインバーター(インバーター内部からDC141Vを引っ張り出すのが効率的)を積んで、山道もウインチの力で登っていく、なんてのが便利だ。
なお矩形波インバーターだとピーク電圧が低いので、モータ回転数が落ちてしまう。
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