スカイウエイブCJ43の外装交換

自動車&バイク

スカイウエイブを購入したのは今から約10年も前になる。
購入当時で車齢は10年程度と推定されたので、製造から20年経過した老体だ。
エンジンはオーバホールしたものを積み現在に至っている。
フレームにはPOR-15を塗り、防錆とした。

外装に関しては、傷はあったが割れなどはなかった。
しかし年月と共に脆くなったりして、ヒビが入ったり割れたりした。

割れた部分は建築物用の、ガラス繊維入りのテープで留めたりもした。
このテープは耐候性が高く、黒く汚れやすい事を除いてはなかなか良いものだ。

今回外装を取り替えようと思ったのは、リア部分が垂れ下がってきていたからだ。
この部分はネジ止めされているものではなく、サイドのパネルに引っかかるようにぶら下がっているだけであり、固定はクリップピン2本だけだ。
従って爪が欠けてしまうと固定が出来なくなり、脱落する可能性がある。

右側はこの通り全体的に隙間がかなり広く、左側は後部が下がって外れかけている。
ネジ止めされていないので爪が折れればそのまま抜けてしまう。
クリップピンは生きていたが、嵌合部の爪が折れて垂れ下がった。

パーツが脱落すると後続車に被害が及ぶ恐れがあり、サイド部分とリア部分を交換する事にした。

サイド部分とテールランプの付いたユニットはビスで固定されているのだが、その部分も割れていた。
経年劣化や振動などで様々な所が割れている。

まずはサイドパネルを外す。
固定はネジ2本(左右に1本)だけで、他は全てクリップピンと嵌合だ。

サイド部分の何カ所かにヒビが入っている。

後席部分の(持手)グリップ?を外して、クリップを外せばサイド部分は取れる。
グリップはキャップボルトで留まっていて、このボルトにはネジロック剤が塗られている。
L型の6角レンチでは剛性が足りず、外すのは難しいと思う。

インパクトを出すまでもなく外す事が出来た。
ここは構造的に水が溜まるので、ネジは錆びやすい。

シート下のボックス側からサイドパネルに向かって、片側2本のクリップがある。
見ればすぐに分かるが、言われなければ見逃しそうな部分だ。
これを外さないとサイドパネルは外れない。

サイドパネルとリア部分はまとめて外す。

エンジンを積み替えた約10年前の写真と見比べると、錆の状態が分かる。

錆が増えている事に違いはないが、POR-15が付かなかった部分や擦れた所などが主になっている。
POR-15は錆のある部分には強固に付着するが、それ以外の所に塗ってもペリッと剥がれてしまう。

これは後方部分で、このネジでサイドのパネルとつながっている。
しかしプラスチックは3箇所共に欠けてしまい、全くつながっていない状態だった。

今回使った外装パーツは中古品だ。
たぶん新品も入手出来ると思うのだが調べなかった。
純正品で外装パーツ全部を買うと、約12万円かかる。
社外品に関しては、外装一式で3~4万円で売られている。

一方で中古パーツは状態にもよるのだが、100円~千円程度と安い。
ただ嵩張るものなので送料が高くなってしまうのは致し方ない所である。
CJ43の場合は年式にかかわらず取り付けが可能だ。

サイドパネルにリア部分(テールランプが付いているユニット)を取り付け、それを後ろから前方に嵌める。

後方上部も交換すれば良かった。
塗装が荒れてガサガサになってしまっている。
これは汚れではなく、塗面が荒れている。

JK43(400cc版)用のサスペンションを付けているので、減衰力調整バルブのサイズが違う。
従来は一部を切り取って取り付けていたのだが、今回は加熱して変形させてみた。
変形させたので塗装がはげてしまった。
白色塗装してしまうなら、変形させた方が目立たない。

ここを変形させないと、バルブにパネルが当たってしまい前方がぴっちり閉まらなくなる。

今回はサイドとリアを中心に3つのパーツを交換した。
意外に傷みが激しくて驚いた所もある。
と言う事は、フロント回りもそれなりに痛んでいるのだろう。
フロント周りはネジ止めされている所が多いので目立たないが、実は爪などはみんな割れていたりして。

クリップピンは買ってあったので、破損しているものは新品交換した。
中古パーツ代は2千円弱だった。
傷の目立つものなどだともっともっと安く買える。
今やCJ43のパーツも需要がなくなって安くなったのかな、なんて思った。

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