ジムニーのABSセンサを交換した

写真は分かりにくいと思うが、新旧のABSセンサアセンブリだ。
クリップの位置とブッシュの位置が多少違うのだが、これは入れ替えればなんと言う事はない。
配線の長さや金具は一緒である。

唯一違うのがセンサの先の鉄心の長さだ。
シエラ用の方が3mm位長いのだが、長さ方向には取り付け寸法に余裕があるのでそのまま付けられる。
センサは車両側にぴったり付けないと、つまり斜めになっているとセンサが当たる。
穴が錆びている場合は錆を削り、シリコングリスでも塗ってピッタリ嵌める事が必要だ。
ちゃんと入っていない状態でネジを締め込んでいくと、台座部分が変形するかも知れない。

センサは固着しておらず簡単に外す事が出来たが、固着している場合はセンサ取り付けねじを外し、センサを中心に回転させるような方向に回せば固着が取れる。 ネジを外したあたりにマイナスドライバを当て、ハンマーで軽く叩けばセンサを中心にして回るはずだ。
少し動いたら逆方向に回しと、何度かやっていれば取れると思う。
それでもダメならディスクロータを外してたたき出す。
センサの根元にプラスチックのスリーブ的なものがあり、それが車両側の穴にピッタリ入っている。
金属接触しているわけではないので、そのプラスチックが動けば外れる。
プラスチックは電線側のパーツと一体に見えるので、電線側から解体していっても外せるかも。

作業的にはなんと言う事はないが、クリップが多いので面倒さはある。
外す時はクリップリムーバですぼめる必要は無く、ボディとクリップの間にマイナスドライバを入れてこじれば外れる。
どうせ外したものは使わないので、引っ張って取ってしまった方が簡単だ。

今回はセンサの長さによる影響を見る為にディスクロータを外したが、何も外さず作業は出来る。
タイヤを外すと格段に作業がしやすくなるが、そのあたりはお好みで。

配線は付くようにしか付かないのだが、車高を上げている人は線が引っ張られて切れる可能性がある。
ボディ側とホーシング側はブッシュが金属で挟まれて固定されるので、ブッシュの位置を変えて余裕を持たせた方が良い。
ホーシング側とボディー側、それぞれ1cm位は動かす事が出来る。

純正の56200-81A30は約3万円だが、今回使った56200-81A40はOEM品があり、Amazonでは5,693円である。
私はAliexpressで買ったので、送料込みで約3千円だった。 今回は注文後1週間で入手できた。

最近の車のABSは良くなってきたが、この時代のABSは制御が綿密とは言えない。
μの低い路面で制動距離を短くするなら、ABSは効かないようにしておいた方が良い。
センサのコネクタを抜けばABS制御ユニットは、センサ異常を検出して動作を停止する。

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