BMW/TYPE-FXS(2)

TYPE-FXSに関しての情報は余りなかった。
情報がない=余り売れなかったのかも知れない。
従って本体の信号線を予測して行くしかないのだが、機能は意外に単純だ。

a/tackのものはCAN信号をいったん取り込んで、それをiDriveコントローラに送っている。
しかしTYPE-FXSは車両のCAN信号をモニタしているだけで、信号の加工はしていない。
CAN信号をモニタしているのはiDriveのコントローラの動きだとか、ショートカットボタンの押下、その他センサの情報などを読む為だと思われ、iDriveのコントローラで地デジチューナをコントロールするみたいな用途だろう。

TVチューナのコントロールを除けば、車両の特定のボタンが押されると内部のリレーを切り替えてTYPE-FXSで作った画像をモニタに表示させる、これだけだとも思える。 なおDVD FREEと書かれたコネクタには、CANのINとOUTがあるように見える。
これは走行中にもDVDを観ることが出来るように、CANの速度信号を誤魔化す為のものか。

a/tackのものはもっと複雑な処理や制御が行われるので、CAN信号の加工(例えばスイッチが押された情報をa/tackインタフェースが貰い、車両側には渡さないなど)が出来る。 TYPE-FXSが単にモニタを乗っ取るだけだとすれば、モニタの入出力と電源、CANの配線を接続すれば良いのではないのか。

TYPE-FXSにはPICが入っているので、何かしら多少の処理はしている。
しかしこれはTVチューナのコントロールなのかも知れず、まあ内部のことまでは分からない。
DIP SWが10bitあるのだが、これはいじって確認するしかなさそうだ。

CANは差動信号か。
オシロで見ないとどちら側が+に振れる方か分からないかな、アナログテスターなら分かるかな。
いずれにしても車両のCAN信号を分岐して、TYPE-FXSに接続してみるところからかな。

最初はスーパーインポーズ的に画像をはめ込むのかと思っていた。
オリジナルGPUからの信号の一部を、この機械が作った画像に入れ替える。
インタフェースがどうなっているかにもよるが、例えば液晶ディスプレイのコントローラなどはディジタル画像信号を液晶駆動用の信号に変換している訳だから、今やディジタル処理で何と言うことなく出来る。 しかし実際にはそうではなく、リレーで画像を切り替えるだけという、簡単なものだった。

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