スカイウエイブのハンドルレバーの所にあるブレーキフルードのリザーバタンク、その蓋を留めているネジが錆びている。
左右合計4本のネジがある訳だが、1本はナメてしまって緩まなかった。
ここはネジに穴を開けて逆ネジタップで外すという、エクストラクタみたいなものを使ってネジを取った。
タンクの材質はアルミか亜鉛だと思うので、亜鉛メッキの鉄ネジを使うのがきっと正しい。
とは思ったが、アルミには表面処理がしてあるから良いかなと思い、ステンレスのネジに換えた。

アルミにステンレスは電食の問題と、カジりの問題がある。
亜鉛メッキネジを持っている方は、亜鉛メッキネジの方が良い。
サイズはM4サラの10mmだ。
ステンレス製のネジは摩擦係数が大きい。
つまりネジの切ってあるところがツルツルではないという事だ。
これはボルト側とナット側の摩擦係数が大きいことになり、締め付け時に熱を発生しやすくなる。
ステンレスは熱伝導率が悪いので、摩擦によって局部的に高温になる可能性がり、その熱で焼き付き(カジり)が生じるというわけだ。
相手がアルミなら熱が逃げるんじゃないの?と言われそうだが、逆に熱に弱いアルミは焼き付き(金属同士が熱結合してしまう)が起きやすいのかも。
ステンレスネジは膨張係数も大きい。
だから何でもかんでもステンレスが良いと言うわけではないのだが、錆びない特性はメリットになる。
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