18650を4本直列にすると約16Vになる。
これをスカイウエイブに接続し、エンジンがかかるかどうかを試してみた。
結果的にはセルは回るもエンジンはかからなかった。
スカイウエイブのECUは10V程度の電圧がないと動作しないのだが、18650×4本直列でセルを回すとECUの動作可能電圧以下の9V台までドロップしてしまう。
だからといってセルがすぐに回らなくなるわけではなく、結構長い時間回していられる。
スカイウエイブのセルモータがどの程度の電流を消費するのか測っていないのだが、18650の最大放電電流が20A程度と規定されているものが多いので、それはオーバしているだろう。
60A流れたとして内部抵抗が120mΩ(30mΩ×4直列)ならば、電池電圧は9V台になる。
この状態での内部抵抗による発熱は400W以上になり、18650は触れないほど熱くなった。
もう少し実験してみるが、少なくとも4本直列ではエンジンはかからない。
4本直列の2並列か3並列なら行けるかな?
市販のジャンプスタータだが、今販売されているものの多くはジャンプスタータだけではエンジンはかけられないようになっている。
あくまでも車両側のバッテリーを充電するためのものであって、それ自体でセルは回せない。
端子電圧が規定値以下のバッテリに接続しても保護回路が働き、規定以上の電流を流すと保護回路が働くのは、過熱や発火事故が多かったのかな。
中華ものだと最大放電電流が数千アンペアと表示されているが、コンデンサが一つ入っているだけだ。
ESRの低い積層セラミックコンデンサでも入れておけば1000A位は流せるが、小容量のコンデンサだと1000A流せる時間は1μs以下だったりして。
ESRよりも実装の抵抗やケーブルの抵抗が大きそうなので、あくまでもコンデンサの定格として流せますよと言う、中華独特の記述だろう。

容量は13.2Ahと書かれているが、バッテリーのセル単体の容量×本数の単純計算値かも知れない。
18650の4本直列だとするとセルあたりが3.3Ahになるので、そんなものかも。
レビューをみるとバイクのセルモータすら回せないなんて書かれている。
コメント
残念
最低、2並列にする必要ありそうですね
2並列か3並列にしないと電圧のドロップが大きいです。
それより何より、18650の発熱が凄くて恐ろしいほどでした。
2並列か3並列で、後日実験してみようと思います。
容量の揃った電池があるかなぁ。