ロアアームからの異音を直したミニなのだが、ステアリングを切ったときに何やら音がする。
ステアリング操作で音が出ると言えばアッパーマウントが怪しい。
ただ一般的な?アッパーなウントからの音とは、音質というか音の具合が違うんだなぁ。
音がどこから出ているか?は動画にした。
作業を終えてからなのだが、セパレータを買っておいた。
今後又同じような事を行うときのために。
これはネジを回すと、青矢印の部分が開くようになっている。
締め付けて固定してある部分を開くための工具だ。


音の検出にマイクを使ったのだが、振動だけを検出できるものが欲しかった。
ピエゾ圧電素子みたいなものを貼り付けても良いと思うのだが、それ自体が振動体と一緒に振動してしまうと検出出来ない。
どこかに固定してセンシング部分を振動体にくっつけるとか、ある程度マスのあるもので振動を検出するとか、何か仕掛けが必要だ。
加速度センサを用いたものがあるのだが、応答速度が100Hz程度と低い。
ゆっくりした動きは検出できるが、いわゆる音の領域は難しい。
ムラタのセンサは11KHzまで応答するとなっている。

ムラタのPKGM-200D-Rは使ってみたいところではあるが、一般に出回っているものではないので入手性が良くない。
お金さえ出せば測定器用のセンサを買うことは出来る。
応答性もKHz台まで伸びているものがあるが、価格は10万円とか20万円になる。
動画の中でも少し触れているが、応答性の良い振動センサを複数個使えば音の発生源を特定しやすくなる。
1MHzくらいの応答速度があれば1μsの分解能が得られる。
金属を伝わる音の速さは6.5km/s程度なので、数mmの分解能だ。
ただし金属の接合部だとか、他の材質(ゴムやプラスチック)部分では伝達速度が大きく落ちる。
従って基本的には同一部材でしか伝達速度から位置を計算することは出来ない。
今回もコイルスプリングにマイクを付けて測っているが、スプリングの上の方と下の方に応答速度の早いセンサを付ければ、スプリングの上側が音源なのか?下の方なのかは分かる。
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