この車はACCは付いていないが、DCC(DynamicCruiseControl)は動作するようになった。
DCCはアクセルとブレーキコントロールだけで、前車追従は出来ない。
アップダウンの多い伊豆スカイラインで試してみると、アクセルとブレーキコントロールでうまく速度を維持していた。
ACCはカメラとKAFAS、SASユニットなどを付けると有効化出来る。
ACCと言っても基本的な前車追従と標識判別位の機能だけど。
音声コマンドも使えるように出来るのだが、これは有料のライセンスを買う必要があったはず。
ライセンスを購入して設定しないと、音声認識ボタン自体は反応するが使えない旨の表示になる。
音声コマンドは数十のワードを理解するようで、iDriveのダイアルを押したり引いたり傾けたりと面倒な操作をしなくても、音声コマンドさえ覚えておけばショートカット出来る。 音声操作機能はSLにも付いていたが、殆ど使った記憶がないのは…
自由言語解析機能が弱いので、登録されたワードを言わなければ(覚えておかなければ)いけないからだ。
現行モデル(ID6以降?)は通信型の音声認識になり、Nuance社のシステムを使った自由文言語解析が行われていると思う。
通話ボタンを押したら、リダイアルリストの番号に発呼しそうになって焦った。
誤発呼防止の意味もあって、発呼時にはNTT契約の番号を使うか、KDDI契約の番号を使うかの選択画面を出している。
そこで食い止められたのかな。
スマートフォンを見なかったので分からないけど。
DCCを使う機会は余り無いが、使うか使わないかよりも使えるように出来たことが面白かった。
VO書き換えは難易度が高いと思っていたのだが、BimmerUtilityを使えば苦労せずに書き換えが出来た。
オーディオの音量調整だけは通常のコーディングで可能になったが、選曲(局)やDCC、速度リミッタは動作しなかった。
VO書き換えを行うと、特にその他のコーディングを必要とせず、全ての機能が使えるようになった。
今回はハードウエアの追加があったので、それに合わせてVOを書き換えたことになる。
ハードウエアがらみの追加で機能を向上させるオプションは他にもある。
しかしそれが必要なのかというと何とも。
こんな事も出来ますよ、これが使えるようになりましたよ的な意味はあるとしてもだ。
ソフトウエアによる設定変更は関係ないのだが、以前に書いたようにオートヘッドライトのOFF時間は短くしたい。
現状ではライトが点灯すると2分間は消えない設定で、これはハロゲンヘッドライト用の設定になっているからだ。
ハロゲンランプはランプ温度が低いとハロゲンサイクルが起きず、ランプ寿命が短くなる。
そこで一定時間点灯させておくようになっているのだが、外光が明るくなってから2分待つのではなく点灯から最低2分は消えないようになっていれば良いのに。
このあたりは山も多くトンネルもあるので、オートライトは良いのだが2分も消えないのはちょっと…
これはレインセンサ(外光照度センサ)自体を交換する必要がある。
ただ年式によって品番が変更されている訳ではなく、最近のものは消灯時間が早くなったというものらしい。
厳密には廃番と新番が入れ替わるようになっていて、パーツリスト上の品番は廃番を含めると14種類ある。
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