ミニF55/F56ペンドラムサポートを交換する

自動車&バイク

エンジンマウントは交換したのだが、ペンドラムサポートはそのままだった。
エンジンマウントは傷み具合が分かりやすいが、ペンドラムサポート(スタビライザーリンク・22116885788)は外してみないと異常が発見出来ない。
目視で異常が分かるほどなら、それはもう使えないレベルだ。

ペンドラムサポートが劣化して体感出来るのはディーゼルエンジン搭載車や、マニュアルミッションの車両だ。
ディーゼルエンジン車ではエンジン振動が顕著に大きくなり、マニュアルミッション車はシフトフィールが変化する。

今回特に異常は感じなかったのだが、外して点検をするのなら交換してしまおうと思った。
異常がなければ予防整備となる。
外すのは特に難しい所はなく、ペンドラムサポートにテンションがかかっている訳でもない。
ネジを3本外せばスポッと取ることが出来る。

交換用にはfebi(Bilstein)のOEM品を使う。

エンジン部アンダーカバーを外してペンドラムサポートのネジを緩める。

かなり強く締められているので、力の入れやすい工具が必要だ。
今回はハンドル部が伸縮式のラチェットハンドルを使った。

ネジ3本を緩めて外すとペンドラムサポートは下に抜ける。
新旧を比較してみる。
右側の部分の角度が異なるのは、裏表反対に並べたからだ。

形状は勿論同一だ。

傷み具合は大きなゴムの付いている側に見られた。
ゴムが硬化していてアルミのフレームの中で動いてしまう。

ノギスで測ると0.9mmほどのガタがあった。

もう一方はガタはないが、ゴムが回ってしまう。
回ったからどうと言うことはないが、これも元々は圧入されているような感じだ。
ゴムが硬化するなどして隙間が出来、回るようになったと考えられる。

手でひねると向きを変えることが出来る程度に、緩くなっている。

古いものと新しいものを交換し、ネジを締める。
ネジの締め付けトルクは100Nmで、ウチにあるアナログトルクレンチは長くて使えない。
リフトの使える人なら問題ないだろうが、タイヤ下にスロープを入れて作業しているので長いレンチは地面に当たってしまう。

そこでデジトルクを使う。

ボディ側はそのままで使えるが、ミッション側はエクステンションを付けないとフレームに引っかかる。

100Nmで締めなければいけないので、短いラチェットハンドルでは力が入らない。
ネジは再使用不可能だったと思うのだが、角度締めしているわけではないので再使用は自己判断で。

ペンドラムサポートを交換すると、コールドスタート時のみ発生していた音がしなくなった。
コールドスタート時の一瞬のみなので、排気音?初爆の音なのかな?と思ったりもしていた。
エンジンが温まると再現しない。
ペンドラムサポート交換後にはこの小さな音、言葉で表すのは難しいがゴッとかボッみたいな音がしなくなった。
コールドスタート時にエンジンが振れ、ペンドラムサポートのゴムとアルミの隙間が音を立てていたとか?

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