純正の鉄製ロアアームとアルミ製ロアアームを比較した。
コントロールブッシュ(下の写真の左側の円筒形部分)を含めた重さを量ったので、ロアアーム単体での重さは不明だが、鉄製のものは5.9kg位あった。

アルミ鍛造ロアアームは公称4.2kgだそうで、これがコントロールブッシュを含んでいるのかどうかは分からない。(今回量っていない)
持ってみると、結構重さが違うなと感じた。

交換自体は特に難しいところはなくて、特にロアアームを外すのは簡単だった。
コントロールブッシュが抜けそうかどうかと聞かれれば、たぶん抜けないでしょうと答える。
プレスで押し出せば抜けるかも知れないが、センターのシャフトが中空なので押しにくい。

アルミの方は中実シャフトだが、鉄の方はパイプになっている。
プレスで押すにしても径の合ったものがないとダメで、細いと穴に入ってしまうし太いとブッシュに当たる。
純正は液入りブッシュで、液体の漏れた痕はない。
アルミの方が液入りなのかソリッドなのかは不明だが、アルミの方はゴムの形状が工夫してある(上下には固く左右には少し柔らかくなるのかな?)ので、ソリッドなのかも知れない。
ノーマルのブッシュ自体は結構柔らかくて、思いっきり力を加えれば回転方向にも上下左右にも動かすことが出来る。
アルミの方は思いっきり力を加えても動くようなものではないが、車に付けてサスペンションを動かせば当然動く。
フロント側のブッシュは構造に違いがないように見える。
ここも純正品はブッシュの中の部分がアルミで、アルミ製は鉄だ。

ここは中心の穴に長いネジが通されていて、ボディに固定されている。
ネジは錆びてもいなかったし固着もしていなかった。
中央に通るネジが直径10mmか12mm位で、締め付けトルクが100Nmだ。
他のネジも似たようなもので締め付けトルクは100Nmと56Nm+90度の角度締めが指定されている。
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