カーシャンプーの粘度を上げると、流れ落ちにくくなるので細部の掃除に都合が良いという話を聞いた。
某洗車屋ではカーシャンプーに水性ローションを混ぜて使っているとか。
そこで水性ローションと、洗濯のりを使って実験してみた。
普通のカーシャンプーに1:1の割合で水性ローションと洗濯のりを混ぜてみる。
洗濯のりの方はすぐに混ざって透明になるが、水性ローションは少し濁った感じになった。
混ざり具合は圧倒的に洗濯のりの方が良くて、さっと混ぜるだけで良い。
水性ローションは多少溶けにくい感じで、よく混ぜないと均一にならない。
洗濯のりはPVA(ポリビニルアルコール)が主成分で、乾くとパリパリになる。
水性ローションはグリセリン、ポリアクリル酸Na、カルボマー、グリチルリチン酸などが成分で、シリコン含有のものもある。
混ぜたものでホイールのボルト付近を洗ってみた。
水性ローションを混ぜたものは、まとわりつく感じで細かな泡状になる。
洗濯のりを混ぜた方は、粘度としては水性ローションを混ぜたものよりもねっとりするのだが、筆に付けて洗った感じでは水性ローションを混ぜたものよりも軽い感じ、さらっとしている。
どちらが良いのかは微妙な感じ、水洗いすればどちらもさっと落ちる。
水洗いしなければそこに洗剤が留まっているので、何も混ぜないカーシャンプーよりも泡がそこに付着している時間が長い。
コメリの酸性洗剤はスプレーするとすぐに流れ落ちてしまうのだが、これも増粘剤を混ぜることでかなり経済的に使える。
ほんの少し混ぜると粘度が上がり、垂れにくくなるので少量で洗浄効果を出すことが出来る。
カーシャンプーの場合は単価が安いのでジャバジャバ使えば良いと言うことになってしまうが、コメリの酸性洗剤は意外にコストパフォーマンスが良くないので、増粘剤の効果は使用量の削減という点で意味がある。
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